2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日比谷の森 城侑詩集

1970年12月、飯塚書店から刊行された城侑(1932~)の第3詩集。装幀は田島征三。 目次 I 涙 Ⅱ 春 蛙 旅 歌 二つの町 短いズボン 号泣 立入詐止 再現 神話 二人きりです 可能なこと 自由について 一つのヒント 権力または部屋 あるひとりの女性の告白 俳優 …

秘やかな朝 山崎佳代子詩集

2004年9月、書肆山田から刊行された山崎佳代子(1956~)の第4詩集。装画はヴラディミル・ドゥニッチ。 作品は、七十九日間続いたNATO軍によるユーゴスラビア空爆が停止した、あの一九九九年の夏から、二〇〇三年の秋にかけて、ベオグラードでうまれた。(「…

明るみへ 廣津和郎

1919(大正8)年7月、新潮社から刊行された廣津和郎(1891~1968)の第4著作集。画像は函欠。 目次 やもり 静かな春 波の上 五月 横田の恋 ある馬の話 朝と夜 死児を抱いて NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

朝の霧 松田解子

1932年9月、古明地書店から刊行された松田解子(1905~2004)の短編小説集。 目次 朝の霧 つつましき希ひ 小さな鏡 小枝と鐵藏 寫された戀 默祷 伴侶 ―女三代― 笑窪 伊澤先生 星空 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

美しき地圖 火野葦平

1941年8月、改造社から刊行された火野葦平(1907~1960)の長編小説。装幀は中川一政(1893~1991)、カットは青柳喜兵衛(1904~1938)。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

裾野 土田耕平

1936(昭和11)年4月、古今書院から刊行された土田耕平(1895~1940)の童話集。 目次 象と旅人 山婆の唄 年の長者 水女 ある豺の話 雪の夜噺 嘘 牝獅子と豺の子 伯爵の息子 アイヌの神様 幼子の言葉 岩と栗の木問答 易者の子 壺 ははき木物語 狐の渡 落柿舎…

詩魔に憑かれて―犀星の甥・小畠貞一の生涯と作品 森勲夫

2010年10月、橋本確文堂から刊行された森勲夫(1939~)による室生犀星の年上の甥、小畠貞一(1881~1942)の評伝。 詩人小畠貞一(こばたけていいち)本名悌一は、室生犀星の甥(犀星の異母兄小畠生種の長男で、犀星より一歳年上)として知られ、大正期以降…

未明童話 青いランプそのほか 小川未明

1946年10月、文壽堂出版部から刊行された小川未明(1882~1961)の童話集。装幀、装画は江崎孝坪(1904~1963)。解説は阪本越郎(1906~1969)。 目次 青いランプ 竹馬の太郎 島の暮方の話 二人の軽業師 花と少年 赤い蝋燭と人魚 月夜と眼鏡 笑はない娘 木…

四季のうた 木坂涼

2000年2月、七月堂から刊行された木坂涼(1958~)のエッセイ集。表紙はエミール・ウェディッジ「ルカ」。 この日づけ付きの短文集は、一九九六年、東京新聞「四季のこよみ」(週五日)欄に一年間連載させていただいたものです。一九八六年に始まったこのコ…

紙芝居 港野喜代子詩集

1952年8月、爐書房から刊行された港野喜代子(1913~1980)の第1詩集。題字は緒方昇(1907~1985)、表紙は丸木スマ(1875~1956)、装画は赤松俊子(1912~2000)。 貧しい詩集を一冊、皆様におおくりします。私の作品については、もう何んの言いわけもござ…

タラマイカ偽書残闕 谷川俊太郎詩集

1978年9月、書肆山田から刊行された谷川俊太郎(1931~)の詩集。装画は瀧口修造(1903~1979)。 目次 Ⅰ そことここ Ⅱ さかいめ Ⅲ めざめるための穴が通じる Ⅳ 叫びは音をたてることとは違う Ⅴ 名 Ⅵ 手の指がかぞえるもの Ⅶ おおいなる暗い姿の出現 Ⅷ 悼歌 …

文章 川端康成

1942(昭和17)年4月、東峰書房から刊行された川端康成(1899~1972)の随筆集。装幀は林芙美子(1903~1951)。画像は函欠本。 目次 四つの机 純粹の聲 文學の嘘について 加藤健詩集の序 わが愛の記 末期の眼 愛犬安産 現代作家の文章 滿州の本 岡本かの子…

ノスタルジック・ポエジー 戦後の詩人たち 岡本勝人

2000年4月、小沢書店から刊行された岡本勝人(1954~)の詩人論集。表紙は三田村和男(1943~)「ある土曜日の朝」。 今日の社会の暗澹たる姿は、経済だけでなく、構造的に社会をささえてきた近代的システムの枠組みの終焉であるといわれている。 柄谷行人は…

マリーヌ 藤本直規詩集

1980年5月、編集工房ノアから刊行された藤本直規(1952~)の第2詩集。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

子種 有賀喜代子

1958年11月、中央公論社から刊行された有賀喜代子(1909~1998)の第1著作集。第1回女流新人賞受賞作。装幀は高橋忠弥(1912~2001)。 「子種」は婦人作家の作品としては稀なほど女性の「性」を突放して冷やかに見ている。ここによび出された一人の老婆は、…

聖盗賊 金石稔詩集

1971年8月、書肆山田から刊行された金石稔(1947~)の詩集。画像は35部限定版。 目次 序・肆拾肆品 綺華楽の黄昏 嬰児怨楽 I 嬰児怨楽 Ⅱ 嬰児怨楽 Ⅲ 地球軆譚 I 地球軆譚 Ⅱ 地球軆譚 Ⅲ 結昏頌華 I 結昏頌華 Ⅱ 結昏頌華 Ⅲ 聖盗賊 少年婚 睡葬楽 風媒譚 穢…

少女達の野 鈴木志郎康詩集

1989年1月、思潮社から刊行された鈴木志郎康(1935~)の詩集。装画は門坂流(1948~2014)。 目次 光、凝る 野ノ録録タル(コピーに取って……) オレの側と極小の黒烈光 野ノ録録タル(そのそばがひどくまずかった……) 処女の乳首 野ノ録録タル(『海の波』…

植字工覚え書 太田朴翠詩集

1984年5月、太田朴翠詩集刊行委員会(代表・城侑)/詩人会議から刊行された太田朴翠(1935~1983)の遺稿詩集。 詩集『植字工覚え書』は、昨年一月に急死した太田朴翠の最初の詩集であると同時に最後の詩集である。よくできているかどうかは、本づくりにう…

正津勉詩集 新鋭詩人シリーズ3

1978年4月、思潮社から刊行された正津勉(1945~)の第4詩集。装画は東芳純、装幀は菊地信義(1943~)。 目次 『惨事』杪 惨事I 惨亊Ⅱ 惨事Ⅲ 惨事Ⅳ 毋 『散華詩篇』抄 綺羅星、きらら…… 鉦叩 弟、ああ…… 明けがらす 北野サヨ子宮原宮助金山春夫 馬返し猪落…

晴れる空よりもうつくしいもの 白鳥央堂詩集

2012年5月、思潮社から刊行された白鳥央堂(1987~)の第1詩集。附録栞には「白鳥央堂の詩について」(瀬尾育生)、「終わらない浅い息」(杉本真維子)を収録。著者自装。第47回現代詩手帖賞受賞作。第18回中原中也賞候補作。 目次 雷鳴語による新しい音楽 …

葉櫻 古木鐵太郎

1972年3月、皆美社から刊行された古木鐵太郎(1899~1954)の短編小説集。装幀は里見勝蔵(1895~1981)。 目次 子の死と別れた妻 松風 葉桜 秋の陽 父の夢 姉 幼年時代 解説 浅見淵 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

糞尿譚 火野葦平

1938年3月、小山書店から刊行された火野葦平(1907~1960)の第1著作集。第6回芥川賞受賞。装幀は青柳喜兵衛(1904~1938)、扉絵は中山省三郎(1904~1947)。 目次 糞尿譚 河豚 山芋 修驗道 帝釋峽記 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

天人 白川渥

1942年7月、モダン日本社から刊行された白川渥(1907~1986)の第2著作集。装幀は津田青楓(1880~1978)。 目次 天人 道俗 花朝 跋 NDLで検索 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

非凡人 岩野泡鳴

1919(大正8)年5月、天佑社から刊行された岩野泡鳴(1873~1920)の短編小説集。 目次 非凡人のおもかげ 午後二時半 要太郞の夢 一日の勞働 お園の家出 霜子のかたみ 二頭の馬 人か熊か 獨探と二人の女 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

トテ馬車 千葉省三

1929(昭和4)年6月、古今書院から刊行された千葉省三1892~1975)の童話集。装画と口絵は川上四郎(1889~1983)。 目次 虎ちやんの日記 つけ髯 芝居ごつこ 梅づけの皿 鷹の巢取り 兵隊彥さん 定ちやんの手紙 乘合馬車 高原の春 遠いラツパ 私の生ひ立ち ND…

貘の舌 内田魯庵

1921(大正10)年5月、春秋社内杜翁全集刊行会から刊行された内田魯庵(1868~1929)の随筆集。画像は函欠本。 目次 貘の舌 (一) 前口上 (二) 御一新の舊弊退治 (三) 『今昔較』 (四) 明治初年の言論自由 (五) 漢語全盛の文明開化 (六) 佐田介石及びランプ亡…

詩人の妻 生田花世 戸田房子

1986年11月、新潮社から刊行された戸田房子(1914~)による生田花世(1888~1970)の評伝。装幀は山本鼎(1882~1946)。第15回平林たい子文学賞受賞。 私が生田花世に心惹かれるようになったのは、彼女に二年おくれて逝去した平林たいこ氏の蔵書の中から、…

日々の死 山川方夫

1959年5月、平凡出版から刊行された山川方夫(1930~1965)の長編小説。装幀は真鍋博(1932~2000)。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ジャイアントフィールド 山田亮太詩集

2009年5月、思潮社から刊行された山田亮太の第1詩集。装幀は門倉未来(ままごと喫茶)。附録栞に「山田亮太の勝利」(瀬尾育夫)と「永遠に喪失してしまった帳面のうえを川が流れてしまってから」(和合亮一)収録。 初めて詩を書いたのは十四歳のころで、毎…

美しき足並み 福田清人

1946年5月、昭和出版から刊行された福田清人(1904~1995)の少女小説。童話春秋社(1942)の復刊。装画は伊勢正義(1907~1985)。 目次 美しき足並み 風がはりな先生 失はれた期待 閉された窓 招く手 友情の誓 泥靴 現實の童話 生命ある人形 名刺 小箱 地…