2018-04-15 流氷 武田隆子詩集 武田隆子 1973年6月、詩学社から刊行された武田隆子の詩集。絵は武田敦史、箱絵はたけだとしこ、装幀はワシオ・トシヒコ。 わたしは、とくに「流氷」という作品を好む。その想像力の複雑な屈折や、多彩な起伏に先ずおどろいた。そして彼女の温雅な人柄のどこに、こんなにはげしいエスプリが潜んでいたのかと、いぶかって もみた。 しかしわたしは、彼女の天分と執念とにつらぬかれた、あの長い長い詩のキャリアについて、深い思いに沈んだのである。(「序/村野四郎」より) 目次 序 村野四郎 五月の晴れた日 傷 眼 流氷 冬の思想 白鳥 シラルトロ湖で 谷地 雪原 仔馬をつれて 鬼は来ず 風荒ぶいま 熊笹の墓 自戒 流れ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索