1999年12月、書肆山田から刊行された石井辰彦の評論集。装幀は亜令。
目次
現代詩としての短歌
- Ⅰ 短歌の構造
- Ⅱ 連作の力
- Ⅲ 主張する記号
- Ⅳ 音の戯れ
- Ⅴ 世界を引用する
- Ⅵ 演じられる〈私〉
- Ⅶ Con paura il metto in metro
- Ⅷ すべての歌人は〈女)である
- Ⅸ O Freunde, nicht diese Töne!
- Ⅹ 歌人である、ということ
詩人たちの方向
- 幼神の挽歌――同性愛歌人としての釋迢空
- ナイーヴな言語の悦び――出口王仁三郎の短歌
- 流刑者の歌集――与謝野晶子の『心の遠景』
- 息づく肉体としての詩――伊藤比呂美のars poetica
- 無題(アンタイトルド)という題(タイトル)――シンディ・シャーマンの戦略
- 母殺しの栄光――オンステースを演じた寺山修司
報告。それから、跋
歌人 in New York――報告として
Water Stone――跋として
初出一覧