1983年3月、思潮社から刊行された野田理一(1907~1987)の詩集。表紙は著者スケッチによるフォンタナ「詩と空間概念」。
目次
- 新年
- 深夜
- 平面と影
- 日蝕の記録
- どうやらその日
- 秘密の地図
- 暗黒の時代の希望
- 知らないままでいることの遠く深い意味
- 一日の音
- 夢を彩る現実
- 虚像の時代
- 案内者
- カード ゲーム
- 木への祝福と追悼
- 背景
- 生命のものいう天体
- 沈黙する人
- 反反太陽
- マリオネットの…
- 木枯しの音
- そして劇的な太陽
- 存在感
- 人間とその影
- 不安の時代
- ライフのセリフ
- 不審者の見た…
- 透明性
- 冒険を書く字
- ビートルズその他
- バラの造花
- ことばで
- 雲に出会うような…
- ポツリと歴史を説明する男
- ある木曜日の朝
- 課題の痛み
- 車輪と軋る音
- 偶話
- 来歴
- 現象世界
- 現在形
- 虚無の論理
- 電波の縞
- 今とそれから
- 動く背景の間で
- どこになにがあるのか
- 世界地図には
- そこは地の涯と同じ
- 醒めない夢の歴史
- まず海に向ってパンをくわえ
- 終詞
解説にならない解説――鮎川信夫
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