2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

透明海岸から鳥の島まで 秋亜綺羅詩集

2012年8月、思潮社から刊行された秋亜綺羅の詩集。表紙・装幀は柏木美奈子。第63回H氏賞候補作品。第22回丸山豊記念現代詩賞受賞作品。 目次 ドリーム・オン ドリーム・オン 津波 原子力 観客席にいたのではなく 百年生きたらわかるだろう 小麦粉でつくった…

私の明日が 塔和子詩集

2000年6月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。 目次 私の明日が 君子蘭 映像 うろこ 重い袋を 行く 道の果てたとき 晩秋の街 季節の風に 生は いのち つぶやき 芯の方から 触覚 花 邸宅 あの日が 時の重さに 船 迷妄の闇 命…

詩と映画・廃墟で拾った鏡 清岡卓行

1960年10月、弘文堂から刊行された清岡卓行の随筆集。 目次 Ⅰ 恋愛詩のメタフィジックをめぐって 大手拓次―萩原朔太郎―高村光太郎―室生犀星―中野重治―伊東静雄―山之口貘―金子光晴 超現実と記録 奇妙な幕間の告白 僕にとっての詩的な極点 Ⅱ 最初のシナリオ作…

緑の実の歌 高貝弘也詩集

2006年6月、思潮社から刊行された高貝弘也の第6詩集。 目次 口笛 赤い花 空葬 浮雲 息み 緑のかげ 開かない萼 木漏れ日 (節の間に) つむった子 名残 こだま 縁の実の歌 なでしこ 下草 露地 水溜まり 初受光 冬芽 歌口 草の記憶 風の岸 いのち―平和に祈りをこ…

虹橋 飯島耕一

1989年11月、福武書店から刊行された飯島耕一(1930~2013)の短編小説集。カバー写真撮影は松岡満男「アトリエ・ヨシエ・イナバ」(安藤忠雄設計)、装幀は菊地信義。 目次 虹橋 サマー・タイム 青い砂州 ドイツ橋 鯤氏の幕末 NDLで検索Amazonで検索日本の…

ダマスコへの道 尾崎驍一詩集

1965年7月、思潮社から刊行された尾崎驍一の第1詩集。表紙は小泉一晃。 目次 愛と祈りの詩 天彦五男 村 鳥 旅 回心 洪水 蹄 砲弾 とぶ 犬族の道 かかわり 英雄 ながれる 声 街 渡川 ふたりで 跋 市川敦子あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤ…

惑星の紀行 村山りおん詩集

2003年6月、書肆山田から刊行された村山りおんの詩集。装幀は亜令。 目次 1 赤い蔓薔薇の垣根 2 揺れる葉 3 潮の道 4 水仙の丘 5 早春の蜜柑畑 6 大気に散った言霊 7 川の上のプラットホーム 8 白い棕櫚の道 9 降りかかる星の矢 10 薔薇苗を植えた頃 11 眼差…

北方砂漠 川田靖子詩集

1971年7月、思潮社から刊行された川田靖子の第2詩集。装幀は入江観。第5回小熊秀雄賞受賞作品。 目次 北方沙漠 双子橋(トゥインブリジ)への散歩 北方沙漠 WALLA・WALLA・ONION 番人のいない博物館 タバコを買いにオレゴンヘ 野の果てまで フェアウェル・パ…

詩人中野鈴子を追う 稲木信夫

2014年3月、コールサック社から刊行された稲木信夫の評論集。カバー写真は水谷内健次(中野鈴子宅跡)。 目次 第一章 NHKラジオ第一 関西発ラジオ深夜便「こころの時代」から① 鈴子、芥山(かいざん)、そして… NHKラジオ第一 関西発ラジオ深夜便「こころの…

春は馬車に乗って 横光利一

1947年1月、改造社から刊行された横光利一の短編小説集。装幀は中川一政。画像は裸本。 目次 春は馬車乘つて 蛾はどこにでもゐる ナポレオンと田蟲 園 街の底 慄へる薔薇 無禮な街 街へ出るトンネル 妻 靜かなる羅列 表現派の役者 NDLで検索日本の古本屋で検…

愛ちゃん 小松弘愛詩集

1989年11月、花神社から刊行された小松弘愛の第6詩集。 四十年以上も前に死んだ叔母「愛ちゃん」について、一冊の詩集を編む、ということになった。 「愛ちゃん」の死んだのは一九四六年、敗戦の明くる年で、経済的不如意、加えて人手不足ということもあって…

古霊 川端隆之詩集

1986年9月、北宋社から刊行された川端隆之の詩集。装幀は川村易。附録栞は上野昂志「川端隆之の凸と凹」。 目次 河 四月の神話 (杉並) 陰風 性交 川原寺 魚 古霊 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

伊藤整 瀬沼茂樹

1971年8月、冬樹社から刊行された瀬沼茂樹による伊藤整の評伝。装幀は栃折久美子。 目次 序 伊藤整追悼――その全体像 最後の六カ月 伊藤整の人と文学 伊藤整弔辞 伊藤整君追悼 伊藤整の文学 伊藤整君 人と仕事 伊藤整の側面 ゴロダの丘を訪ねて 一 詩人として…

聖處女 室生犀星

1936年2月、新潮社から刊行された室生犀星の長編小説。挿画・装幀は恩地孝四郎。 目次 帆前船館にて 惡い歴史 正體 獵るひと獵られる人 場末 振子 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

結婚までを 藤原審爾

1963年7月、講談社から刊行された藤原審爾の長編小説。装幀は太賀正。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

少年 伊藤整

1956年12月、筑摩書房から刊行された伊藤整の長編小説。 目次 少年 一 噓 二 風 三 吿白 四 町で 五 ピストル 六 靑い鳥 七 學藝會 子供暦 玩具の思い出 分敎場 子供暦 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

名なき日 柚木紀子句集

1986年8月、角川書店から刊行された柚木紀子の句集。箱挿画は馬場陽子「陽を抱く女(ひと)」。附録栞は中島斌雄「自然からの手紙」。 目次 序句 山口青邨序 小川国夫 十指名なき日火と片羽轆轤の土火山灰地上日の面輪 出会いまで NDLで検索Amazonで検索日本…

草しずく 高橋順子

2006年10月、世界文化社から刊行された高橋順子のエッセイ集。カバー表は津軽ごきん刺し、撮影は藤森武。帯画は田村嘉野、装幀は長谷川徹。 目次 Ⅰ 折節の記 春 詩的生活 三月豆 イワシとメダカ 泣くに泣けないときに 連れ合い考 柳川のどんこ舟 したがう耳 …

伊藤整氏奮闘の生涯 伊藤礼

1985年9月、講談社から刊行された伊藤礼による伊藤整の評伝。礼は次男。装画は三芳悌吉、装幀は中島かほる。 目次 千代田町・和田本町 ベルが死んだ頃 和田本町の家 赤痢 殴られた話 千歳烏山 千歳烏山の家 美談 四つの勤め 小包 北海道 伊藤整氏の終戦 伊藤…

ジャングル放浪記 アフリカの幽鬼と幻想 エイモス・テュテュオーラ(チュツオーラ)

1962年7月、新潮社から刊行されたエイモス・チュツオーラの長編小説。翻訳は橋本福夫。1990年にちくま文庫から「ブッシュ・オブ・ゴースツ」の書名で復刊。 目次 1 悪いことと善いこと 2 幽鬼のジャングル 3 悪臭幽鬼 4 第七町での生活 5 牛と一緒の生…

安五郎出世 藤原審爾

1952年11月、小説朝日社から刊行された藤原審爾の短編小説集。 目次 安五郎出世 天気晴朗 桃色手品 信濃の中将 斧の定九郎 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

虹 伊藤整

1968年12月、東方社から復刊された伊藤整の長編小説。装幀は須田壽。底本は1962年中央公論社版。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

静かなる愛 竹内てるよ詩集

1940年7月、第一書房から刊行された竹内てるよの第1詩集。装幀は三雲祥之助。画像は普及版。 目次 頰 秋 風 南風の烈しき日 女ひとり 白梅 わたくし ひとりの時 花と微風 空の暗い日 春來る 若芽 花まつり 春の靜寂 五月のうた 銀鱗 冷雨 午後 サルビア 行路…

面会酒舌 石川桂郎

1978年8月、東門書屋から刊行された石川桂郎の随筆集。口絵の桂郎似顏は清水崑、扉・カットは近野武男、插画・俳人似顏は石川桂郎。附録栞は西東三鬼「贋作面会酒舌 石川桂郎の巻」。 目次 序 永井龍男 前田普羅 松野自得 西垣卍禅子 富安風生 水原秋桜子 西…

生家へ 柴田千晶詩集

2012年10月、思潮社から刊行された柴田千晶の詩集。装幀は高橋千尋。 目次 Ⅰ 春の闇 朴の実 驟雨 顔 雁風呂 鰻 晴夜 斑猫 鎌鼬 汐まねき 烏瓜の花 青葉木菟 喇叭 生家へ Ⅱ 桑の実 貉 錆色の月 あとがき NDLで検索Amazonで検索

三色菫 円地文子

1948年7月、偕成社から刊行された円地文子の少女小説。挿絵、装幀は辰巳まさ江。 目次 学藝会の日 ふるさとの思い出 うれしい友情 孔雀石のブローチ 惡だくみ ひそかな祈り こころ淸ければ 父の死 芽ぐむ春 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオク…

十二番館 秦美穂歌集

1956年7月、やまなみ長崎短歌会から刊行された秦美穂の歌集。やまなみ叢書5編。挿画は鈴木信太郎、装幀は島内きみ。 目次 序文 菊池剣 命ありき 昭和二十年夏―昭和二十二年末 命ありき 浦上原爆地 諫早転住 更生服 脇岬 熊本城 てんぴ 再会 樹立の空 学徒 夏…

木に育つ魚 寺門仁詩集

1993年6月、思潮社から刊行された寺門仁の詩集。 目次 演説 小麦色のポール・デルヴォーの女 平原で おかめさま 水仕事 木に育つ魚 林の中の店 転倒 玉川くだり おとずれ 良夜 途上 朝、ぼくが 都大路で 歌の夜 蝦蟇 断章 海へ 天体にあるもの 花花 半日 天…

女体 小坂多喜子

1978年11月、永田書房から刊行された小坂多喜子の短編小説集。装幀は森下年昭。 ここに蒐められた五篇の作品は、すべて共通した女主人公を持つ。ヒロインにつながりのある人物たち、即ち祖母、実父、実母、義母などの肉親から、深浅のかかはりを持つ男女に至…

体操詩集 リンゲルナッツ詩集

1986年、鈴木俊の私家版として刊行されたヨアヒム・リンゲルナッツの詩集。装画はカール・アーノルト。翻訳は鈴木俊。 目次 お膳だて 体操行進 徒手体操 膝曲げ 馬跳びのために 競走 懸垂あがり さか上がり 大車輪のさなかに 平行棒で 膝で懸垂 吊り縄で 回…