2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

暗闇座のひかり 小島数子詩集

2003年9月、私家版として刊行された小島数子の詩集。 目次 心ばせよ 知恵の輪 暗闇座のひかり 幻 自己への愛からではない あの匂いのないあなた 目の蜂窩 さわやかに脅かされる 正直に工夫し あるかなきかの温み 塗り変わる音がする 魂が沸く旅 言葉のそばに…

明るむ石の糸 小島数子詩集

2006年10月、私家版として刊行された小島数子の詩集。 目次 ひそやかに屹立せよ 明かりになることを行く者 続く一日一日ごとに 女 現れてくる意味を得る者 真実が含む光 鼠 ボタンについて 夢の岬で 現実そのもの いさせる鳥 ズラミート わたしの濁りは 高さ…

野に住みて 片山廣子歌集

1954年1月、第二書房から刊行された片山廣子の歌集。 目次 東北にて 東北 秋夜 中尊寺 仙臺にて 石の卷 ふるき家 秋 湖魚 海鳥 栗 はうれんさう 微笑 待つ 六義園 早春 影 野牛 淺間山 柳 九品佛にて 母 よき言葉 恐れつつ 白鷺 大森海岸 外人墓地 鐵橋 沼袋…

黒髪の書 室生犀星

1955年2月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は鍋井克之。 私の小説といふものには、何處にもすくひのあとが見えない、そのくせ私は何とかしてすくいを失ひたくないために、多くのこまかい小説を書いてすくひを形づけようとして、…

美しき氷河 室生犀星

1921年6月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は恩地孝四郎。画像は函欠。 目次 まむし(蝮) 美しき氷河 私の室にある彫刻の話 淺蜊貞 陰影 夏籠(げごもり) 炙點師 白い鴨 桃色の電車 埃と音樂 一本の芽 烏爪を舐める 影繪のごと…

古き毒草園 室生犀星

1921年2月、隆文館から刊行された室生犀星(1889~1962)の短篇集。装幀は恩地孝四郎。画像は函欠。 目次 古き毒草園 夏葱 夜 寂しきシバ 魚 人物と建築 稚兒と妹 星座の下 星と老人 蘭の鉢 山間の少女 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検…

終りのはじまり 有馬敲詩集

1973年10月、国文社から刊行された有馬敲(1931~)の長篇詩。装幀は小松慶司郎。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

飯島正歌集

1991年9月、私家版として刊行された飯島正(1902~1996)の歌集。編集装幀は田中美子。 ここ約一〇年のあいだに、ぼくは二つのおおきな異変に出会った。一つは妻志寿子に先立たれたことである。志寿子は一九八二年になくなった。ぼくはひとり暮らしをはじめ…

女心拾遺 矢田津世子

1941年1月、筑摩書房から刊行された矢田津世子(1907~1944)の創作集。装幀は青山二郎。 目次 秋袷 凍雲 祖父 歳月 魚歌 松本の緑者 痀女抄録 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

あけぼの 徳田秋聲

1921年6月、文洋社から刊行された徳田秋聲(1871~1943)の長篇小説。 目次 良人の留守 介抱人 歸朝 お須磨 妻の實家 温泉へ 初戀の人 夜の洋館 生さぬ仲 ねたみ心 良人の疑ひ 爭闘 父の怒 密談 舅の胸 二人の秘密 無理解 陰謀 邪魔もの 誘惑 NDLで検索日本…

思ひ出るまゝ 徳田秋聲

1936年4月、文學界社から刊行された徳田秋聲(1871~1943)の随筆集。 目次 序 序說 最初の大衆小說 鄕里へ來て 同志 中辭書 恩人 最初の稿料 師弟と朋黨 大阪の義太夫 佗しい放浪の旅 「拳」「重右衞門の最後」 代作 紅葉舘と三緣亭など NDLで検索日本の古…

危険な文通 ローレンス・ブロック

1972年7月、三笠書房から刊行されたローレンス・ブロック(1938~)の長篇小説。翻訳は御影森一郎。装幀は伊佐雄治。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

乳のみ人形 深瀬基寛

1960年12月、筑摩書房から刊行された深瀬基寛(1895~1966)の随筆集。自画像(表紙)、祖父像(口絵)題字(函)は、孫の深瀨鈴子。 目次 小学ことはじめ ゆきずりのひと 釣り忍 孫ふたり メタセコイア ランドセルのよろこび 動物園にて わが絵師 たちどまる すき…

モダニストの絵 衣更着信詩集

1994年11月、思潮社から刊行された衣更着信(1920~2004)の第4詩集。 目次 夏 夏の花 あれは何だ 川 入れ食い 池の道 虫愛づる姫君 庭 まだ出ない芽 セミの歌 二つの魂 船たち 冬の実 奥の座敷で 浦の語彙・私の想像 三通の軍事郵便 画家 詩人の死について …

一つ目小僧の歌 長谷川四郎詩画集

1988年3月、青土社から刊行された長谷川四郎(1909~1987)の詩画集。装画は長谷川四郎。附録はソノシート「正直じいさんの歌」。 目次 ききみみずきんの歌 大きな袋の歌 一つ目小僧の歌 耳の悪い人の歌 ものぐさ太郎の歌 一寸法師の歌 竹とりのおきなの歌 …

横浜の詩と詩人〈戦後編〉   「横浜の詩と詩人」編集委員会

1979年3月、「横浜の詩と詩人」編集委員会編集、「横浜の文化No.8」として横浜市教育委員会が刊行した座談会とアンソロジー。装幀は石田黙。 「文明開化」の時代から、わがヨコハマの地域からは、幾多のすぐれた現代詩詩人(新体詩、近代詩を含めて)を輩出し…

尖塔登攀記外四篇 小泉八雲初期文集

1934年11月、白水社から刊行された小泉八雲(1850~1904)の初期文集。翻訳は佐藤春夫(1892~1964)。画像は函欠。 目次 水彩畫(八雲筆) 譯者の覺え書 原作者照影 絞刑記事 尖塔登攀記 無法な火葬 蝶の幻想 蝶(ルドン筆) 霜の意匠 装飾畫(八雲筆) NDL…

過ぎゆきの歌 上林暁

1957年大日本雄弁会講談社から刊行された上林暁の創作集。装幀は川崎鈴彦。第9回読売文学賞候補作品。 目次 過ぎゆきの歌 說教聽聞 光明院の鐘の音 村八分 つつじを看る 懸賞作家 子の世代 大懺悔 泰作咄 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…

左川ちか翻訳詩集

2011年5月、森開社から刊行された左川ちか(1911~1936)の翻訳詩集。 目次 SLEEPING TOGETHER ハリイ・クロスビイ FOR A PROTECTION WHITE SLIPPER WHITE CLOVER SAFETY-PIN HUMAN FLESH AND GOLDEN APPLES I BREAK WITH THE PAST GOLDEN SPOON AUNT AGATHA…

袖口の動物 杉本真維子詩集

2007年10月、思潮社から刊行された杉本真維子(1973~)の第2詩集。装幀は芦澤泰偉。「新しい詩人⑨」。第58回H氏賞受賞作品。 目次 光の塔 笑う ジュウジキリ 坊主 身頃 皿 袖口の動物 他人の手鏡 航空写真 或る(声)の外出 果て かかとの厚み 真夏のゆき 貨…

月や、あらん 崎山多美

2012年9月、なんよう文庫から刊行された崎山多美(1954~)の創作集。 目次 月や、あらん水上揺籃 NDLで検索Amazonで検索

定本雪女 眞鍋呉夫句集

1998年5月、邑書林から「邑書林句集文庫」の1冊として刊行された眞鍋呉夫の句集。文庫化にあたり、漢字は常用漢字表に従っている。 目次 雪女跋 眞鍋呉夫の句 那珂太郎 大いなる眼に見られをり 種村季弘 後記『雪女』の問題 『雪女』再考―定本化に際して解説…

小野十三郎ノート 別冊 寺島珠雄

1997年10月、松本工房から刊行された寺島珠雄(1925~1999)による小野十三郎(1903~1996)評論集。装幀は奥野章。 去年、一九九六年の十月八日に小野十三郎さんが亡くなった。まもなくまる一年という日にこのまえがきにとりかかっている。 小一年の間に、…

家畜小屋 池田得太郎

1959年2月、中央公論社から刊行された池田得太郎(1936~)の短編小説集。表題作は第40回芥川賞候補作品。 目次 家畜小屋 鶏の脚 女神像 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

書物と詩の世界 富士川英郎

1978年2月、玉川大学出版部から刊行された富士川英郎のエッセイ集。 目次 Ⅰ 蘭学のはじまり 底野迦 Ⅱ 原勝郎『日本中世史』 勝長寿院 一遍聖絵 老松堂日本行録 Ⅲ 隣人の詩 樹木の詩 読書の詩 萩原朔太郎 鎌倉の詩 『転身の頌」のこと Ⅳ ホーフマンスタールの…

蜜蜂 林芙美子

1939年11月、創元社から刊行された林芙美子の短篇集。装幀は青山二郎。 目次 鳩 旅館のバイブル 石鹼 杜鵑 明暗 黄鶴 泉 帶廣まで 月夜 枯葉 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

草庭 栗原洋一詩集

1993年10月、思潮社から刊行された栗原洋一(1946~2021)の第2詩集。 目次 反復 陸舟 夏日抄 刈萱 牛木 沼津 人生の一日 配所の月 草庭 石湯記 塩田 沙石 木簡 野分 水無月 月暈 出現 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

百年 清水昶詩集

1990年6月、思潮社から刊行された清水昶の詩集。写真は高梨豊。 目次 ひまわり 繭 ペンギン 柘榴 ゆうひ 蟇 出版記念会 百年 落日 帰る日に そして名もなく 青春 写真 穴 恋 駅 ザ・ジャパニーズ 願望 町 ネリカン・ブルース 独楽 あとがき NDLで検索Amazon…

本願寺 熊倉正雄詩集

1971年4月、書肆山田から刊行された熊倉正雄の第1詩集。 目次 本願寺 天狗抄 決闘 飛来石伝 帰らざる決闘の伝説・の彼方へ 雅称院 夜這篇 粉妙日記 影向伝説Ⅰ 影向伝説Ⅱ 影向伝説Ⅲ 影向伝説Ⅳ 續本願寺 旅愁篇Ⅰ 旅愁篇Ⅱ NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオク…

破滅者――グレン・グールドを見つめて―― トーマス・ベルンハルト

1992年7月、音楽之友社から刊行されたトーマス・ベルンハルト(1931~1989)の長篇小説。翻訳は岩下眞好(1950~2016)。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索