2018-03-27から1日間の記事一覧

詩の辞典 菅原克己編 

1977年6月、飯塚書店から刊行された辞典。編集は中川敏、土岐恒三、秋村宏、菅原克己。 この辞典は、すでに詩を書きはじめている人、これから書こうとしている人、それから一般の詩の読者たちのために、詩の本質というものをできるだけ具体的に示そうとした…

幻の馬 阿部富美子詩集

1967年10月、思潮社から刊行された阿部富美子(1917~)の第2詩集。 目次 人形つかい 鷹の木 キッチン・ルーム 階段 透明な馬 空の鯉 あひる 夜のこころ1 夜のこころ2 寂寥 原始の夜 思い出 舞踊 海のこころ 石仏 肢をつくる 銭湯にて 蛇について 在るもの …

落陽神 原田奈翁雄詩集

1957年8月、新葉社から刊行された原田奈翁雄(1927~)の第1詩集。原田は筑摩書房の雑誌「展望」「終末から」の編集長。 敗戦一年後ころから、一九五二年、血のメーデーに至る期間に、これらの詩の大部分を書きました。一九歳から二五歳くらいまでの間です。…

夏の宴 吉岡実詩集

1979年10月、青土社から刊行された吉岡実(1919~1990)の第10詩集。装画は西脇順三郎。 目次 楽園 部屋 蝉 子供の儀礼 異邦 水鏡 晩夏 曙 草の迷宮 螺旋形 形は不安の鋭角を持ち…… 父・あるいは夏 幻場 雷雨の姿を見よ 狐 織物の三つの端布 金柑譚 使者 悪…

日曜日の午後 沖山明徳

1977年3月、書肆かるであから刊行された沖山明徳の短篇集。 目次 声 煙草 眼 時期 寧日 日曜日の午後 one of them 歩行者天国 あとがき 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

炎える母 宗左近詩集

1968年11月、彌生書房から刊行された宗左近(1919~)の第5詩集。デッサンは原精一、題字は蓜島庸二。画像は普及版。第6回藤村記念歴程賞受賞作品。 目次 献辞序詞――墓 Ⅰ その夜 Ⅱ さかしまにのぞく望遠鏡のなかの童話 Ⅲ 来歴 Ⅳ 明るい淡さ無機質の Ⅴ 祈り Ⅵ…

中庭にむかいて 小松郁子詩集

1974年12月、思潮社から刊行された小松郁子(1921~2009)の詩集。イラストは著者。第8回小熊秀雄賞佳作。 「内部の苦悩から、たとえば中庭のそれのような、ある外部の光景にいたる道のなんと遠いことだろう」と、フランツ・カフカは一九二二年四月四日に、…

歳月 近藤東詩集

1976年5月、土曜美術社から刊行された近藤東(1904~1988)の詩集。ジャケット写真は広瀬始親。 目次 Ⅰ 国境 私自身について 国籍 旧戦場 神話の島 島 なんにもない 金網 光 深海魚のように 老醜について Ⅱ 実存 悪徳の海 つまらない花 噛む 港の雨 負け朝 …

鴉が鳴いている 小松郁子詩集

1964年9月、思潮社から刊行された小松郁子の第2詩集。題字は草野心平。 わたしの中のわたしを書くために わたしとかけばわたしではなくなる。そういうもどかしさから わたしが奇想天外な なつかしい命名をおこなったのがラウラである。ラウラはわたしよりも…

二十一世紀の私 田中佐知遺稿集

2009年1月、書肆山田から刊行された田中佐知(1944~2004)の遺稿集。 田中佐知という詩人は、もうこの世にいない。生前に出会う機会もなかった。けれどわたしは、彼女とどこかで、すれ違ったことがあるような気がしている。 遺されたたくさんの詩を読んでい…

島の四季 志樹逸馬詩集

1984年3月、編集工房ノアから刊行された志樹逸馬(1917~1959)の遺稿詩集。編集は小澤貞雄と長尾文雄。附録栞は「ハンセン病理解のために」。 志樹逸馬さんの遺稿のことが話題になったのは一九七九年の好善社理事会のことであった。これまでに、原田憲雄・…

自伝のしたたり 風山瑕生詩集

1962年11月、思潮社から刊行された風山瑕生(1927~)の第2詩集。カバー写真は梅村豊。 現代詩人双書第六冊。 目次 怖ろしい日々 開幕 井戸 ただ残るにあらず 発端 怖ろしい日々 号泣の前 号泣の前 脱獄囚 黄金色の真昼 腐った蹄 きたない神話 立産 廃屋にて…

未葬の時 桐山襲

1994年6月、作品社から刊行された桐山襲(1949~1992)の遺作となった中編小説。装幀は菊地信義。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

神殿レプリカ 桐山襲

1991年8月、河出書房新社から刊行された桐山襲(1949~1992)の短篇集。装幀は司修。 目次 J氏の眼球 十四階の孤独 S区夢幻抄 リトゥル・ペク そのとき 神殿レプリカ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

現の見る夢 小島数子詩集

2001年9月、私家版として刊行された小島数子の詩集。 目次 悔悟の野ウサギ 伝えたいことがある 野種の花 谺よ 流水柄 無に エイ 戻れたような場所で 心中 水の恋の流れ 人の奥へ 操り糸 寄港地 一月一日 かすかな歓び 命の顔 いることだけがわかる者に 形の…

暗闇座のひかり 小島数子詩集

2003年9月、私家版として刊行された小島数子の詩集。 目次 心ばせよ 知恵の輪 暗闇座のひかり 幻 自己への愛からではない あの匂いのないあなた 目の蜂窩 さわやかに脅かされる 正直に工夫し あるかなきかの温み 塗り変わる音がする 魂が沸く旅 言葉のそばに…

明るむ石の糸 小島数子詩集

2006年10月、私家版として刊行された小島数子の詩集。 目次 ひそやかに屹立せよ 明かりになることを行く者 続く一日一日ごとに 女 現れてくる意味を得る者 真実が含む光 鼠 ボタンについて 夢の岬で 現実そのもの いさせる鳥 ズラミート わたしの濁りは 高さ…

野に住みて 片山廣子歌集

1954年1月、第二書房から刊行された片山廣子の歌集。 目次 東北にて 東北 秋夜 中尊寺 仙臺にて 石の卷 ふるき家 秋 湖魚 海鳥 栗 はうれんさう 微笑 待つ 六義園 早春 影 野牛 淺間山 柳 九品佛にて 母 よき言葉 恐れつつ 白鷺 大森海岸 外人墓地 鐵橋 沼袋…