2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

中村武羅夫 文学と生涯 加藤愛夫

1976年3月、いわみざわ文学叢書刊行会から刊行された加藤愛夫による中村武羅夫の評伝。装幀は野崎嘉男。「いわみざわ文学叢書」第1集。 目次 序文 岩見沢市長 国兼考治 道産子作家 士族移民 武羅夫という名について 自然児は育つ 同人雑誌発行と代用教員 大…

焦土の風 坂本つや子詩集

1995年3月、夢人館から刊行された坂本つや子の詩集。装幀は林立人。「ゆめひと詩 篇」3。 前詩集『黄土の風』は、満州で生きた十代の記録であった。自分の生きていた時間を書くことは想像以上に手ごわかったが、今は、裸の自分を直視して書くしか方法がなか…

人生茶談 白鳥省吾

1956年4月、彩光社から刊行された白鳥省吾の随筆集。 目次 真珠探求 秋風の峠 天皇と老婆 或る無人島の話 河鹿聴し宿 鴨コ三羽と美妓 北京の珍味 峨々温泉で見た雅帖 蝮が来なかつたか 崖の観音、那古観音 車中小話 浜の大亀 日本一の鮎 草鞋で拾つた奇談 猟…

イルカ放送 レオ・シラード

1963年6月、みすず書房から刊行されたレオ・シラード(1898~1964)の空想小説。 翻訳は朝長梨枝子(1937~)。「みすず・ぶっくす」50。 目次 未来への悪夢 S・ヴィンセント・ベネ イルカ放送 私は戦犯として裁かれた マーク・ゲーブル財団 星々への呼びか…

星を撒いた街 上林暁傑作小説集 山本善行撰

2011年6月、夏葉社から刊行された上林暁選集。装幀は櫻井久。 目次 花の精 和日庵 青春自画像 病める魂 晩春日記 諷詠詩人 星を撒いた街 撰者解説 山本善行 NDLで検索Amazonで検索

人間の星 西川満

1959年6月、六興出版部から刊行された西川満の随筆集。装画は峯梨花。画像は函欠本。 目次 序章 いかなる星の下に 命運學への招待 大稻捏萬華鏡 星の老人 天上聖母算命 北斗と南斗 生命は死なず 情に飢えて 一三九 算命先生開業 天中殺秘義 幸福の條件 東の…

現代鎌倉文士 ゆかりの小説家たち 鹿児島達雄

1984年10月、かまくら春秋社から刊行された鹿児島達雄による評伝集。装幀は岡本半三。 目次 はじめに Ⅰ 明治期 (1)泉鏡花 (2)大塚楠緒子 (3)国木田独歩 (4)島崎藤村 (5)夏目漱石 Ⅱ 大正期 (1)芥川龍之介 (2)大佛次郎 (3)葛西善藏 (4)久米正雄 (5)長与善郎 (6…

理由なき復讐 石原慎太郎

1956年4月、三笠書房から刊行された石原慎太郎(1932~)の第2創作集。 目次 ヨットと少年 理由なき復讐 失われた女 取り返せぬもの 黒い水 日蝕の夏 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

朝霧 永井龍男

1950年6月、改造社から刊行された永井龍男の短篇集。 目次 朝霧 花火 子供のアルバム 『あひびき』から バースデイ・ブツク 胡桃割り-ある少年に- 麻の上着 往來 へちまの棚 菊と飛行機 ペロッケ 竹籔の前 ある夏まで あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤ…

大阪八景 藤澤桓夫

1960年2月、講談社から刊行された藤澤桓夫の長篇小説。装幀は関野準一郎。 目次 忍術小僧 辻斬頭巾 金のなる木 女難の相 謎の女 悲願の使者 破邪の剣 蜘蛛のたくらみ 春怨 花語らず 慕情 小猿と狼 冷眼 花さまざま 蠅 風前の灯 露地の中 立つ鳥 峡谷の決闘 …

詩と創造 その精神と方法  小野十三郎

1956年12月、理論社から刊行された小野十三郎による詩論・現代詩入門書。「私の大学・文学の教室」シリーズの5。 私は、すでにこれまでに、詩の手びきのような本を三冊書いています。この本もいくらかそういうおもむきがないことはありませんが、ここでは、…

砂がき 竹久夢二

1940年10月、時代社から刊行された竹久夢二(1884~1934)の随筆集。 目次 十字架(筆蹟) 心飢ゆ 故郷 つきくさ ある思ひ出 夕餉時 自畫自贊(一九一九)―大八・九「文章倶樂部」― 流れの岸の夕暮れに(一九二五・六・一六)・―大十四・八「女性」― 春いく…

海の鬼 伊藤永之介

1947年1月、三島書房から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の短篇集。シリーズ装幀は恩地孝四郎。「三島文庫」8。 目次 海の鬼 稻と鐵 文代 恙虫病 肥料工場 運吉の休養日 墓參り 山の一頁 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

明月記 上林暁

1943年5月、非凡閣から刊行された上林暁の第7創作集。題簽は川端康成。画像は扉。 目次 明月記 擬實珠 不思議の國 夭折 茨の道 銅鑼 紅い花 首途 失敗談 秋一日 海山 烏の宿 小説の題について(後記) NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

人類 西脇順三郎詩集

1979年11月、筑摩書房から刊行された西脇順三郎の詩集(普及版)。装幀は吉岡実。附録栞は、会田綱雄「<ああ>」、吉岡実「《人類》出現」、長谷川龍生「私なりに学んだこと」、新倉俊一「初稿と定稿のあいだ」。 本詩集は、一九七〇年以降一九七八年までの…