2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼリービーンズ岬の鳥たち 藤田民子詩集

1991年11月、緑鯨社から刊行された藤田民子の第1詩集。 目次 皇后 朝の散歩 コレスポンデンス 国土 黄道光の下で 頬の上に一羽の青き燕訪う 形代かたしろ 鳥子 いらえ 翌朝 膜の詩 迷宮 宛詩 黒照射 日録 ながれ 川の流れ 野うさぎは跳ぶ 見舞 以前の詞 水の…

ヒロシマの午後 タマキ・ケンジ詩集

1966年11月、北東出版社から刊行されたタマキ・ケンジの第2詩集。装幀は安野光雅。 目次 Ⅰ 蟻の証人 旗のない竿 にわさかの歌 63年夏のスクラップ 出初式 ヒロシマの午後 腐蝕 蟻の証人 平和請願 もっとなあの歌<<加留多>> 去年と今年<ヒロシマ八月六日> Ⅱ …

モノクロ・クロノス 財部鳥子詩集

2002年10月、思潮社から刊行された財部鳥子の第12詩集。装幀は山田武。第18回詩歌文学館賞受賞作品。 目次 Ⅰ 水音の変奏 音楽を論じて 落魄 桃太郎 落魄 秋の水位 朝の朝 弾琴 干海老と冬瓜 月の桂はどこからきたか 北京の朝のお粥 ゴビの蜃気楼 アラタウ Ⅱ …

こどもの朝 桜田佐

1957年、緑地社から刊行された桜田佐の児童小説。装幀は和田香苗、挿絵は都田和子。桜田はフランス文学者。ドーデ等の翻訳がある。 目次 本のはじめに 坪田譲治 一 あかちゃんが生まれた 二 ひげのおじいさん 三 おにごっこ」 四 ベビー服とたまご 五 かわい…

水の女 磯村英樹詩集

1971年10月、アポロン社から刊行された磯村英樹(1922~2010)の詩集。 目次 ふるさとの小川は――序にかえて Ⅰ 神話 火と水 水の輪廻 空と海の神話 水の女 滝のおんな 水のこころ 河のおんな 三人姉妹 小さな沼 水汲歌 アジメ物語――郡上踊り幻想 太陽とニンフ…

ひかりの子 野口赫宙

1956年11月、新潮社から刊行された野口赫宙の長編小説。装幀は大山忠作。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

松川詩集

1954年5月、宝文館から刊行された松川事件被告を支援するアンソロジー。装幀は桂川寛。編纂委員(順不同)は、川路柳虹、大江満雄、深尾須磨子、小野十三郎、村野四郎、サカイトクゾウ、北川冬彦、中野重治、金子光晴、安東次男、草野心平、赤木健介、壺井繁…

沓手鳥孤城落月 坪内逍遥

1916年11月、春陽堂から刊行された坪内逍遥の戯曲。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

平田篤胤 伊藤永之介

1942年4月、偕成社から刊行された伊藤永之介(1903~1959)による平田篤胤の伝記。装幀は吉田貫三郎、挿絵は羽石弘志。 目次 久保田城下 泳いで渡る 常盤橋見附 讀書の聲 反古を讀んで 故鄕の友 下町の醫者 儒佛を罵る ねぢこむ坊主 府中の門人 一室に籠つて…

僧兵 今春聽(今東光)

1934年12月、政経書院から刊行された今春聴(今東光)(1898~1977)の長編小説。画像は裸本。 目次 安宅 湧泉寺 潮騒 解脱谷 横川路に 山房の秋 雪明り 上訴 御使僧 僉議 想う人 御神輿下り 比叡の春 燃える 勅勘 配所 白衣 僧兵 NDLで検索日本の古本屋で検…

一絃琴 今東光

1958年2月、筑摩書房から刊行された今東光(1898~1977)の短編小説集。装幀は木村荘八(1893~1958)。 目次 一絃琴 師の御坊 蟲 甘い匂ひをもつ尼 森蘭丸 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

春園 横光利一

1938年4月、創元社から刊行された横光利一の長編小説。装幀は佐野繁次郎。 Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

駐在所日記 下巻 伊藤永之介

1957年3月、村山書店から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の長編小説、。週刊娯楽よみうり連載。装幀は谷内六郎(1921~1981)。 目次 戸板巡査の巻 派手な女教員 祈禱婆さん 売られた娘 夜路の女 元木巡査の巻 忍びこんだ男 乞食の虎 夫婦喧嘩 深夜の口…

駐在所日記 上巻 伊藤永之介

1957年2月、村山書店から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の長編小説、。週刊娯楽よみうり連載。装幀は谷内六郎(1921~1981)。 目次 馬川巡査の巻 一万円札 火事場泥棒 悪周旋屋 赤田巡査の巻 追剝ぎ 紅い腰巻 テレビ詐欺 大熊巡査の巻 開拓村の女 筏心…

亡妻の記 西条八十

1968年2月、家の光協会から刊行された西条八十の随筆集。 妻の死の直後、ぼくはこの追想記を書こうと思いついた。だが、日ごろお互いに丈夫で、結婚以来入院生活など経験しなかった二人だけに、この死の衝撃はあまりに大きかった。ぼくには気力がなかった。…

夕月乙女 西条八十

1954年10月、ポプラ社から刊行された西条八十の少女小説。装幀、挿絵は山本サダ。画像は裸本。 目次 花と蝶々 拾い子 怪我 気まぐれ 養女 二つの頭文字 はなやかな東京 お兼ばあさん 勉強室 余興 蘭子の死 独り残されて 孤独 愛犬ルリ 家出 夕焼雲 誘惑 智子…

つづれ刺せ 三井葉子

1987年1月、編集工房ノアから刊行された三井葉子(1936~2014)の随筆集。 目次 Ⅰ 大阪人 大阪・正月 節分・お化け・豆を打つ 大阪 作る 散歩 わたしの河内記 星田 鶏 淡雪 くんなかという所 入学のこと わたしが詩を書きはじめた頃 Ⅱ 先生 小野十三郎 明後…

高台にある家 水村節子

2000年2月、角川春樹事務所から刊行された水村節子(1922~2008)の長編小説。装幀は田村義也。水村早苗の母。 幼いころほんの一時預けられた、横浜にある裕福で西洋風な伯母の家。そのような家の娘であったらと願う少女は、神戸、裏長屋で無教養丸出しの年…

酸素スル、春 川上亜紀詩集

2005年2月、七月堂から刊行された川上亜紀の第2詩集。扉絵は井上敏男。 目次 冬 岡本太郎のトランプ 手の夜 愛のシッポ 蟻 アウトサイドゲート リモコンソング この朝 足摺り 凹む夏 壷中天~川の話 新明解 世界の額縁 クリスマス週間 酸素スル、春 手の早さ…

アンダスンと三人の日本人:昭和初年の「アメリカ文学」 大橋吉之輔

1984年7月、研究社から刊行された大橋吉之輔(1924~1993)によるシャーウッド・アンダスンの研究書。 ことは些事からはじまった。たまたまシカゴで発見した、シャーウッド・アンダスンに宛てた三人の日本人の手紙について、それらにまつわる彼我の資料をで…

兵庫の詩人たち 明治・大正・昭和詩集成 君本昌久・安水稔和編

1985年12月、神戸新聞出版センターから刊行された兵庫詩人アンソロジー。編集は君本昌久と安水稔和。 昨年の七月、私たちは『神戸の詩人たち―戦後詩集成』を刊行した。これは戦後の四十年間に兵庫県下で活躍した詩人たち四十八人の詩二百五十六篇を収録した…

四月のある午後 森上多郎詩集

1978年4月、私鉄文学集団から刊行された森上多郎の詩集。装幀は吉見敏治。 目次 Ⅰ 車掌詩集 雨 遅刻 故障 争議の日 初夏 夜明け(1) 夜明け(2) 雨 後悔 スケッチ 夕暮れの前に 冬夜抄 Ⅱ 風の針 風がいつか唄った歌が 一九五二年 棘の森の中で 貧乏の底…

レプリカ 屑の叙事詩 石毛拓郎詩集

1985年11月、思潮社から刊行された石毛拓郎(1946~)の詩集。叢書「詩・生成」の6。装幀は菊地信義。付録栞は鈴木志郎康「『凶悪』から『原型』へ」。 戦後の、気のゆるみか。1946年、茨城県鹿島郡波崎町大字別所に生まれる。石毛姓は、母方の家系、本賞は…

三月の溺死 峰岸了子詩集

1991年8月、深夜叢書社から刊行された峰岸了子(1944~2018)の第3詩集。 ゆっくりゆっくり詩を書き続けてきた。時どき、こんな遅いペースでき続けてきた。時どき、こんな遅いペースでよいのかと自問するが、生来気分屋の私には、自分のリズムでしか、納得い…

三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし 川上亜紀詩集

2012年5月、思潮社から刊行された川上亜紀の第3詩集。装画は橋本綱。 二〇〇六年に父が亡くなってから六年がたちます。そのあいだに少しずつ書いた詩をまとめました。わたしにとっては三冊目の詩集です。 この詩集に収めた詩は、すべてクロスオーバーマガジ…

わたしはあんじゅひめ子である 伊藤比呂美詩集

1993年8月、思潮社から刊行された伊藤比呂美の詩集。カバーはハロルド・コーエン。 目次 i わたしはあんじゅひめ子である (わらう身体―蘇生―移動する子―わたしはあんじゅひめ子である) 天王寺 ナシテ、モーネン On Friday 善哉 ii 犬語の練習 見失った子 集…

近代劇全集第二十五巻 愛蘭土篇 松村みね子訳

1927年5月、第一書房から刊行されたアイルランド戯曲集。翻訳は松村みね子(片山廣子)。 目次 カスリン・ニ・フウリハン(イエーツ著 松村みね子訳) 心のゆくところ(イエーツ著 松村みね子訳) 鷹の井戸(イエーツ著 松村みね子訳) 海に行く騎者(シング著 松村…

20の詩と鎮魂歌 中江俊夫詩集

1963年12月、思潮社から刊行された中江俊夫の詩集。装幀は古橋矢須秀。第4回中部日本詩賞作品。 目次 森へ行く 星のための家 夜のなかで 洋裁師 ことば 新年―一九六一― わが宇宙 今日のことば やさしいことば ろくろ首 一通行人 断片 わが銀河系 山 部屋 無…

家があった 長嶋南子詩集

2018年8月、空とぶキリン社から刊行された長嶋南子の第6詩集。表紙・扉得絵は宇田川新聞。 目はかすみ歯が欠け、内臓は製糖工場になりおまけに石持ちになった。初体験ばかりで新鮮な毎日を過ごしている。 脳の言うことばかり聞いてきたが、このごろ身体の言…

宮静枝詞華選集

2009年5月、未知谷から刊行された宮静枝(1910~2006)のアンソロジー。編集委員会メンバーは、吉野重雄、八重樫哲、東野正、藤野なほ子、斎藤彰吾、山本久美、大村孝子、森三紗。 このたび、詩人宮静枝のアンソロジーが出版されることは、久しく待ち望まれ…