1956年3月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の随筆集。装幀は山口蓬春(1893~1971)。
目次
・女ひとだち
- 女ひと世界
- 人生は飯事遊びから
- じやんけんぽん
- 博士と理髪士
- 悲願ノ人
- 梅が咲いて
- 映畫の正體
- 紫の雲
- 女言葉集
- 無縫の人
- 靴音
- 美女達
- 批評家
- 鶯の谷渡り
- さすらひ人
- 呼名 アイ子 出目金 妹 愛妾
- 半分づつのいのち
- 藤村とお千代さん
- 音樂の先生
・女ごのための最後の詩集
- 序
- 女ごのための最後の詩集
- 亞麻色
- また秋ぐさに
・文士の悲しみ
- 文士の悲しみ
- うきぐさ
- 原稿料といふ化物
- 薔薇にはこやしを
- 文學のサギ師
- 日なたぼつこの座
- あとは野となれ
- 古雛
- 編集者と作家の間
- 急行列車の批評家
- 日の丸の旗
- 書かれざる日記
- 作家は一生が靑春時代
- 暗い世の中
- 煙草の惡魔
- 老心理先生
- 鮒と大臣
- 作家の晩年
- 或るあはれ
- 冬柿
- 樹木の悲しみ
- 白秋をおもふ記