1944年3月、朋文堂から刊行された前田鐵之助(1896~1977)の詩集。著者は東京生まれ、刊行時の職業は日本文学報国会詩部会常任幹事。詩洋社主幹。
目次
はしがき
第Ⅰ部
- 八ケ岳山麓より富士を望みて歌へる詩(昭和十七年十一月五日作)
- 御來光(昭和十七年九月作)
- 槍ケ岳の山頂にて(昭和十七年十月四日作)
- 山の虹の環(昭和十八年七月一日作)
- 白根山の歌
- 奥白根山頂にて(昭和十五年十一月二十四日作)
- 五色沼(同十月二十六日作)
- 白根山頂にて(同十月二十六日作)
- 塞の河原の麓より仰ぎて(同十一月二十四日作)
- 初雪の到ると聞きて(同十月二十六日作)
- 霧の山(同九月二十六日作)
- 鶯(同十六年三月二十日作)
- 枯草の高原(同八年九月五日作)
- 夜(同五年十一月十一日作)
- 徳本峠にて(同九月作)
- 梓川の水上にて(同十七年九月四日作)
- 噴煙(昭和三年七月三十一日作)
- 山の牧場(大正十四年一月二十三日作)
第Ⅱ部
- 聲(昭和二年八月三十日作)
- 遠雷を聞く(同元年九月八日作)
- 地平(同三年四月十六日作)
- 高原の雨(同五月二十五日作)
- 落葉松の林(同元年六月十四日作)
- 夕陽の色(同二年七月十四日作)
- 峰(昭和二年三月二十日作)
- 霧(同九月十三日作)
- 落窪(同二年五月二十五日作)
- 青葉(同二年五月二十五日作)
- 湖畔(同元年五月九日作)
- 湖を想ふ(大正十四年八月四日作)
- 湖畔に來て(同九月五日作)
- 山の頂で(大正十三年十二月三十一日作)
- 山上の花の草原(同十年八月三十日作)
- 山より(同八月二十七日作)
第Ⅲ部
- 高原の唱(昭和二年九月—十二月作)
- 山寂しければ
- われも亦朗かに歌はんかな
- 地にあれば憂苦のこころ
- うぐひす、うぐひす
- 蝶よ、鳥よ
- 靜けさつひに燃えて
- 心亦草のそよぎに
- 一基の大樹
- 湖も亦わが心にあり
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