妖雪譜 山口哲夫詩集

f:id:bookface:20170710205904j:plain

1976年10月、書紀書林から刊行された山口哲夫(1946~1988)の第2詩集。

 

笛吹童子が一人いて、ポックリ丸首の電柱をつれ、シャツの胸はだけた雪男をひきつれて、山肌をゆく。背番号も郵便番号もないな。『妖雪譜』の響きをテープにいれると、不思議な残響が尾をひく。雪崩らしい。「もう獅子舞もおしまいだ」と囁いている声がかすかに聞こえてくる。そう、ここには背番号も郵便番号もないな。北国長岡生れの詩人山口哲夫が軽やかなステップで、宙に浮かび、トンボをきると、ザンバラ髪の着物も鮮やか角兵衛だ!

吉増剛造

 

目次

  • 雪窟幻想
  • 哲学堂を過ぎて
  • 雪男の想像図
  • 聖雁木教会
  • きれいな海
  • 月潟のニジンスキー
  • 日々の雪景
  • 昭和29年つらら殺人事件
  • 銀世界


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索