2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

死者たちのとき 竹内英典詩集

1974年6月、永井出版企画から刊行された竹内英典の詩集。装幀は水島一生。 目次 ・死者たちのとき 無徴の季節 秋賦 死者たちのときⅠ 死者たちのときⅡ 橋 いまこそおまえは―― 生まれきたもののために はじめてのものへ ものろぐ 声 焔のあと 影 ぶらんこ・あ…

無の造型――60年代論草補遺 谷川雁

1984年10月、潮出版社から刊行された谷川雁(1923~1995)の評論集。装画、装幀は李禹煥。付録栞は谷川雁と中上健次の対談。 目次 ・前狂言 蛮人 ・一九六〇年 熱い泥の激突 反暴力 さしあたってこれだけは 創造者の論理 危険思想のリフレイン せんさいな丸…

クーデターの技術 クルツィオ・マラパルテ

1971年12月、イザラ書房から刊行されたマラパルテによる評論集。翻訳は矢野秀。装幀は黒沢充夫。矢野秀は、手塚和彰と鈴木純の共同ペンネーム。中央公論版の元版。 目次 序・自由の擁護は《引合わぬ》こと 初版・序 ボリシェヴィキ・クーデターとトロツキー…

孤独のアリス ブース・ターキントン/高橋正雄

1957年2月、三笠書房から刊行されたブース・ターキントン(1869~1946)の長編小説。翻訳は高橋正雄。 目次 一 病める父 二 母の不満 三 街を行くアリス 四 父の訴え 五 パーティ行きの準備 六 パーティにて 七 一人わびしく 八 理想の人 九 はかない夢想 十…

沙羅の宿から 稲葉京子歌集

1992年10月、雁書館から刊行された稲葉京子の第6歌集。装幀は小紋潤、表紙は田中一村「白い花」。 『沙羅の宿から』は、私の六番目の歌集です。ここに収めました歌は目をいためる以前のものですが、編集をするのに大きな字で拾い書きをしなければならなかっ…

ニヒャクロクが上がらない ねじめ正一詩集

1995年6月、思潮社から刊行されたねじめ正一の第6詩集。装画は龍二。 目次 春ラン・寒ラン 去勢 白黒はいけません ヨダレ プロポーズ ダジャレ王 ライカ 東京羊羹 コ きむらせんせい いもうといらない かあさんになったあーちゃん ニヒャクロクが上がらない …

遠地輝武研究 「遠地輝武研究」編集委員会

1968年6月、新日本詩人社から刊行された遠地輝武の追悼集。カバー画は遠地輝武。写真は、高田新、片羽登呂平ほか。 この『遠地輝武研究』は、昨年六月一四日に死去した遠地輝武(本名・木村重夫)を追悼して出版するものである。ここから詩人としての、あるい…

生き肌断ち 水原紫苑

2010年12月、深夜叢書社から刊行された水原紫苑(1959~)の短編小説集。写真は中村絵美、装幀は高林昭太。 目次 銀河 伊勢佐木町 飛天寿司 特急夕日 生き肌断ち 月読左門 衣地獄 フォーエバー 松風物語 名医K ヒューロン カラスのマリー 紫草 富士の女 NDL…

花見の森 渕上熊太郎詩集

1997年11月、書肆山田から刊行された渕上熊太郎の第4詩集。装画は横田稔。 目次 抒情詩 風の言葉 横を向いた夢 愛と田園都市線と 暗いなあ 眩暈 海の生活 黒くてまるい 花見の森 静かな部屋 岬 焦げる こぼれる 蟹 そんな夜 鷗の サーファー 燈台 赤蜻蛉 小…

インドの犬 丸山創詩集

1997年2月、湯川書房から刊行された丸山創(1924~1997)の第3詩集。装本は加川邦章。 目次 読影 献体 心電図の見かた 劇症肝炎 不在の輪郭 妹の死 神経膠腫・転生 サントリーニ島 パン焼き窯 エイズホスピスにて 眠る男 一本の線 流転 玉造公園にて 鴉・鳩 …

樹・異界 中平耀詩集

1981年3月、神無書房から刊行された中平耀の第3詩集。イラスト、装幀は水橋晋と藤林省三。 目次 橋 写景図 風について 船について 自然について 木について1 木について2 岩について 石について1 石について2 石1 石2 石についての断片 川 舞踊につい…

雪ひとひら、ひとひらが妹のように思える日よ 河口夏実詩集

2016年7月、書肆子午線から刊行された河口夏美の第1詩集。装幀は田代しんぺい。 目次 花売りに恋をして うさぎ 箱 九月のうた 咲きつぐ花 二百十日 かりがね オンザロード Every Day I Get the Blues 公会堂 寄り添う犬が ゴースト 大通り 小麦粉 素足はここ…

夜半の声 大木実詩集

1976年2月、潮流社から刊行された大木実の第11詩集。 前詩集「冬の仕度」以後四年間に書いたものをここに集めた。私の十一冊目の詩集ということになる。詩を書いて四十年、――私の書くものは狭いわたくしごとである。儚く寂しい。「夜半の声」を「四季」に出…

前鬼後鬼 中村光行詩集

1968年7月、天幕書房から刊行された中村光行の詩集。 目次 裏切り 赤鬼青鬼 生駒山の鬼 前鬼後鬼 解説 中村光行と鬼 大野新 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

動悸と人形 宗谷真爾

1961年4月、第二書房から刊行された宗谷真爾の長編小説。カバーは吉川孟、表紙は飯島昌、題字は坂手恒雄。 目次 第1章 罔両 第2章 神話の眼差し 第3章 判然とした火が あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

大和古寺 第二輯

1968年8月、天幕書房から発行されたアンソロジー。 目次 外村文象 安倍文珠院 西京芳宏 東大寺 川越綴子 興福寺 石内秀典 新薬師寺 山田博 聖林寺 中村光行 解説 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

逢びきの場処に 飯島章詩集

1975年1月、紫陽社から刊行された飯島章の第1詩集。 目次 幼年期 少女 夏の咽喉 首都 朝への道で 逢びきの場処に 著者註 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

パリパリと 尾崎美紀詩集

2003年5月、彼方社から刊行された尾崎美紀の第1詩集。装幀は濱崎実幸。 目次 五月 木を倒す 神様を探しに 存在証明 坂の上 キンダーエッグ 花の名前 魂の重さ 夕暮れ 十七歳 顔のない町 ゴミの出し方 パリパリと ビスナルの風 嘘つきの弁解 原罪 渇水 なくし…

ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

2005年7月、幻冬舎から刊行された重信房子(1945~)の歌集。装画は著者、装幀は幅雅臣。 目次 ・炎 ジャスミンを銃口に 岩場に咲くコクリコ 紅蓮たちのぼる ・宙 草原に蝶を追う バラがまた咲く 砂漠に眠る ・海 飲み干した夏 わが胸も雨 ・土 地面踏む 青…

睡眠 青柳瑞穂詩集

1931年1月、第一書房から刊行された青柳瑞穂の詩集。今日の詩人叢書第6。 目次 手 子供室 手 木犀 逝きし金魚 病める木梢 L’ABSENGE 瑪利亞が一本の草にそそぎし愛憐 草 さびしい聲が私を呼ぶ 室内 齒痛 秋夕夢 花やかなる月夜 春夜 影 睡眠 たそがれ 眠る女…

大梟を夫にもった曾祖母 水橋晋詩集

1996年11月、成巧社から刊行された水橋晋(1932~2006)の第5詩集。装画装幀は藤林省三。第15回現代詩人賞受賞作品。 目次 開 日譚月譚 霧降る庭の鮭 祝婚譚 流星に撃たれる鮭と梟 酔夢譚 きのこ狩り 《決着ハマダツイテイナイ 夢断片 お茶の時間 曾祖父・大…

野生処女 柴田錬三郎

1957年12月、和同出版社から刊行された柴田錬三郎の作品集。画像はカバー欠。装本は田代光。 目次 野生処女 静かなる悲劇 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

いのちを紡ぐ 詩人・塔和子追悼集

2014年6月、塔和子の会から刊行された追悼集。代表は川崎正明、編集は石塚明子、涸沢純平、長瀬春代。 目次 はじめに 川崎正明 Ⅰ 塔さん ありがとう! 河本睦子 出会い 石井英子 永遠の乙女 相川栄蔵 塔和子さんを送る 川崎正明 詩の神様 彩音まさき 塔和子…

聖家族たらんとすればあと一息 長野格詩集

1991年4月、檸檬社から刊行された長野格の第3詩集。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

雑草と時計と廃墟 山本博道詩集

2013年3月、思潮社から刊行された山本博道の詩集。 千歳空港の到着ロビーを出て、高速バスの切符を買い、バス乗り場に向かう。バスを待つ間、ぼくは煙草を吸う。父と母の住む札幌の十階建てのマンションの一階にあるバスターミナルへ、そのノンストップバス…

西川満全詩集

1982年2月、人間の星社から刊行された西川満(1908~1999)の全詩集。装本は著者、写真は原田健児。 目次 序詞 媽祖祭 亜片 華麗島頌歌 採蓮花歌 一つの決意 延平郡王の歌 天使たちの歌 天上聖母讃歌 スペインの星 ほしのかみさま 摸乳巷の歌 柿の歌栗の歌 …

道とロゴス 澤村光博

1981年12月、書肆山田から刊行された澤村光博の評論集。 目次 まえがき 第一部 言葉の暗夜の中で 第一章 詩人の生誕 第二章 言葉の生と死について 第三章 詩人にとっての思想 第四章 火と言葉 第五章 道とロゴス 第六章 ダーバールと言葉 第七章 意味の交わ…