2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

行間に雪片を浮かべ 田野倉康一詩集

1986年10月、砂子屋書房から刊行された田野倉康一(1960~)の第1詩集。装画は若林奮。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ぼくのお城 布村浩一詩集

1995年7月、昧爽社から刊行された布村浩一の第2詩集。表紙は星野勝成。 目次 ぼくのお城 横浜 お茶の水駅 旅行 折れた風 セミの日 横浜 雲のない空 街の中心 帰郷 牛久の話 蒸発する 風の方向 海 彼女は答えられない 水路の歌 説明 坂道のキッス 今を超えな…

布村浩一詩集 布村浩一

1992年4月、私家版として刊行された布村浩一の第1詩集。表紙は鈴木秀人。 目次 ギザギザの葉 浮き船 そとの弦 日のかすり ふくらむ土 昔の朝 渦 境界 二つの ぼたん 音楽 帰郷 浜辺 川 愛と失愛がいっしょにやってきた 割れた血 休日の舗道 風による逆襲 七…

詩が、追いこされていく  山本哲也

1996年11月、西日本新聞社から刊行された山本哲也(1937~2008)の評論集。装幀は毛利一枝。 一九八六年十月のはじめ頃、わたしは鮎川信夫の詩集やら詩論集を読んでいた。日本近代文学会の九州大会で「戦中から戦後へ――個の変容とその諸相」というシンポジュ…

ライフ・ダガス伝道 広瀬大志詩集

2020年3月、書肆妖気から刊行された広瀬大志(1960~)の詩集。カバーは高橋加代子。 二つの詩集が同時に生まれました。二つは別々のシリーズとして五年ほど前のほぼ同じ時期に書き始めたものです。『ライフ』は現実に生きる人たちの時間を彼らになり代わっ…

歌謡詩集 及川恒平詩集

1972年7月、ブロンズ社から刊行された及川恒平(1948~)の詩集。イラストは北村魚(とと)。 歌の詩を一冊の本にまとめてみました。メロディ、リズム、ハーモニーと一緒になって、やっと一人前になれる詩を活字にするとどうなるものか興味があったのです。…

おいらん草 上杉浩子詩集

1965年4月、あいなめ会から刊行された上杉浩子(1938~)の第1詩集。表紙は川瀬集一、カバーは能島清二。 目次 おいらん草 十五の春に 夜の物音 眠ろうとすると 坂の下の家 裏街 帰り道 スフインクス ”ん”の字 ある恋 登戸 乞食 少年 月寒 梅の実 秋の毛虫 …

卒業 手塚優子詩集

1983年9月、紫陽社から刊行された手塚優子の第1詩集。 目次 会食 開国橋 さたでぃ・ないと 万引き 舐める はっさく 週末電車 十日市 体臭 隅田川 卒業 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

だんだんたんぼ 山田清吉詩集

2004年10月、紫陽社から刊行された山田清吉(1929~)の第6詩集。装幀は板垣光弘。 百姓仕事を定年退職してからチベットのカイラス山やインドを旅し、帰っては彫塑と木彫を習い始めた。木彫と詩作は似ている。木彫は一本の木材をけずり、掘りくずして己れの…

いのちの芽 日本ライ・ニューエイジ詩集 大江満雄編

1953年4月、三一書房から刊行されたハンセン病詩人アンソロジー。編者は大江満雄。 目次 厚木叡 伊藤秋雄 田所靖二 北川光一 石川淸澄 宇津木豐 右川斗思 盾木弘 國本昭夫 氷上惠介 奧二郎 白浜浩 船城稔美 生多純 梶澄夫 多岐葉一 比良田信吉 館裕子 深山裕…

放曠 加島祥造詩集

1990年12月、書肆山田から刊行された加島祥造(1923~2015)の第2詩集。装幀は青山杳。 目次 雪解の水のように 春の裏表 山中の礼譲 兇事願望 愁いの路は 聞えない声 若いコオロギ となりにいない友に 林のむこうに 淋しい魚の眼 お前のまだ生れないころに …

モダニズム詩集1 現代詩文庫・特集版3

2003年5月、思潮社から刊行されたアンソロジー。編者は鶴岡善久。 目次 西脇順三郎 瀧口修造 北園克衛 春山行夫 棚夏針手 冨士原清一 三浦幸之助 北川冬彦 安西冬衛 近藤東 吉田一穂 山田一彦 滝口武士 飯島正 竹中郁 横光利一 神原泰 阪本越郎 丸山薫 上田…

人生受難詩集 牧羊子詩集

1971年12月、山梨シルクセンター出版部から刊行された牧羊子(1923~2000)の第2詩集。装幀は開高道子(1952~1994)。現代女性詩人叢書4。 目次 序詩・季節 SaisondeNoir 星座 Saisond'or DesindeMai 六月の花に AuneSaisonRouge いこい マヌカンの唄 秋 も…

濁水渓 邱永漢

1954年12月、現代社から刊行された邱永漢(1924~2012)の長編小説。題字は佐藤春夫。装幀は福井啓一。「香港」は第三部にあたる。第32回直木賞候補作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

無伴奏 岡田幸生句集

2015年4月、ずっと三時から復刊された岡田幸生(1962~)の句集。 これは句集『無伴奏』(そうぶん社出版・一九九六年)の新版である。消したい句もあるが、青いものは青く残すべきだろう。三〇代前半だった。そこかしこが青くまぶしかったのだ。新たに六〇句…

及位覚遺稿詩集 及位覚詩集

1987年6月、矢立出版から刊行された及位覚(のぞき・さとる、1952~1983)の遺稿詩集。編集は永岩孝英。及位は友川かずきの実弟。 このような広告を出してもらうつもりです。 『顔からして嘘つきらしい、笑うと気味悪さが正直に出た。彼は無邪気な語らいが、…

逃げ水 小山正孝詩集

1955年11月、書肆ユリイカから刊行された小山正孝(1916~2002)の第2詩集。装幀は古茂田守介。 目次 私の指に 言葉を 青い麥畑の中に お前に逢ふてだては お前のことを ナルチスⅠ ナルチスⅡ ナルチスⅢ ナルチスⅣ ナルチスⅤ 逃げ水Ⅰ 逃げ水Ⅱ 逃げ水Ⅲ 蝉のい…

存在 大下一真歌集

1988年6月、不識書院から刊行された大下一真(1948~)の第1歌集。題簽は窪田章一郎。まひる野叢書第84篇。 目次 I生死 生死 現世 生縁 一樹 蝉 石仏 世尊の大地 這いつくばって 一生貫く 苦悩仏 いずこへ 白き声 哭 霜は降りいん Ⅱ浄白 月下 春愁 夏の陽 青…

いかれころ 三国美千子

2019年6月、新潮社から刊行された三国美千子の長編小説。装画は木村彩子。第50回新潮新人賞、第32回三島由紀夫賞受賞作品。 関連リンク 『いかれころ』著者、三国美千子さんインタビュー。「郷里への矛盾する気持ちが原動力に」(クロワッサン) NDLで検索Am…

マンデリシュターム読本 中平耀

2002年1月、群像社から刊行された中平耀によるマンデリシュターム解説書。第4回小野十三郎賞特別賞受賞作品。 目次 序章「ぼくの生まれは九十と一年、一月の……」第一章ペテルブルグの歌 1生い立ち(一)――ユダヤの混沌 2生い立ち(二)――キリスト教への改宗 3…

風船 小林坩堝詩集

2015年11月、私家版として刊行された小林坩堝の散文詩集。装幀はカニエ・ナハ。画像は普及版。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

木 中平耀詩集

1997年12月、花神社から刊行された中平耀の第6詩集。装幀は熊谷博人。 目次 木 いのちの木 木が動いてくる 哀願する木 その木 木の時 夢想する木 大木が倒れた 連作・木 巨木の伝説 Ⅱ記憶の旅 十月の空 一人おいてさん たけし・二歳十か月 街路案内図 夢の狩…

悪い遊び 雄角夏妃詩集

1996年2月、思潮社から刊行された雄角夏妃の第1詩集。装幀はキヨハラアラタ。付録栞は北條一浩「アンチ・カタルシス」。 目次 Ⅰ 言葉の肖像 標本i 標本ii 眼球譚i 眼球譚ii 死体 閻魔 ネプチューン Ⅱ 悪い遊び 鬼 双星 記憶の記念に つくり話 似(あやかし)…

ロオトレアモン覚書 高森忠義

1971年10月、電算出版から刊行された高森忠義によるロートレアモン評論集。 目次 ・ロオトレアモン論のための素描 1はじめに 2黒い青春 3心理学の問題 4言葉の問題 5マルドロオルの歌第一歌 6奇妙な恋愛 7内的共感ということ 8超ユーモア 9ロオトレアモンに…

時の本棚 永井ますみ詩集

1995年1月、摩耶出版社から刊行された永井ますみの第5詩集。 長いみちのりだった。一九八六年「現代詩神戸」に第一作を寄せてから八年をひたすら連作してきた、但し毎号といかないのだが。ゆきずまって書けない時、仲間から催促のことばを聞くのは喜びだった…

渦の誘惑 桜井節詩集

1973年12月、私家版として刊行された桜井節の第2詩集。装幀は木村光佑。 目次 Ⅰ 勤め帰りの笑いのうた どうもどうものとのさま蛙 かみさまがなんだ 小さなうたではあるけれど どろぼうでんぱ 他人三昧的 試行 修羅の巷% 林檎と海と雨傘と 虫 給料生活者 はだ…

女友達 富岡多恵子詩集

1964年11月、思潮社から刊行された富岡多恵子(1935~)の第3詩集。装画は池田満寿夫、装幀は勝井三雄。 わたしは老人に興味をもっていた。死というもののいちばんちかくにすわっている存在としてわたしは興味をもった。この意味では、にんげんはぜんぶが老…

コタンの春 十津川光子

1963年12月、朱雀社から刊行された十津川光子の短編小説集。装幀は難波淳郎。 目次 コタンの春 婿さん コタンの人 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

田中古代子集 田中古代子

1986年2月、鳥取文芸協会から刊行された田中古代子(1897~1935)の作品集。編集は富本純一。 ここに田中古代子集が刊行されて、鳥取の地に生んだ才媛女流作家の作品が、六十余年間埋れていた歳月を経て、陽の光を浴びることが出来たことは、先人の活躍を活…

夢のBlackPanther 本吉洋子詩集

1977年3月、思潮社出版から刊行された本吉洋子の詩集。装幀は松井和男。 目次 遠心力の秘密 田村隆一 Ⅰ 1はるかなる声 2冬のSUBMARINE 3冬の宴会――イドル・フィトリ 4松林を吹き抜けるいとしの核・ウラン 5BULLETTRAINTOKYOTOOSAKA――南下するメッセージ Ⅱ 6N…