2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夜のガスパアル アロイジウス・ベルトラン 城左門訳

1948年11月、操書房から刊行されたアロイジウス・ベルトラン(1807~1841)の詩集。翻訳は城左門(城昌幸)。 目次 ベルトラン小傳 西山文雄 ・弗拉曼土派 とんがり髭 魔宴への門立 ・巴里古調 猶太人ふたり 夜の浮浪群 懸行燈 ネエルの塔 伊達者 治安殿 書…

純粋思考物体 河村悟

2022年9月、テテクイカから刊行された河村悟のアフォリズム集。造本組版はアトリエ空中線間奈美子。企画は佐藤究。 目次 刊行によせて 佐藤究 純粋思考物体 河村悟 付録 写真作品図録 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

脱いでいく 瀬谷耕作詩集

1991年11月、土曜美術社から刊行された瀬谷耕作(1923~2014)の第9詩集。著者は福島県生まれ、刊行時の住所は水戸市。 少年のころ蛇のぬけがらをよく見かけた。が、その脱皮中の姿を見たことはない。話にも聞かなかった。防衛本能によって、その行為は隠密…

老犬 その他の詩 松本圭二詩集

2022年8月28日、航思社から刊行された松本圭二(1965~)の詩集。日英同梱。装幀は前田晃伸。翻訳は大野南淀。 目次 サタン・タンゴ 老犬 恋人たち コーネリアス ペカル 門脇さん 皆殺し怪獣ミナゴン ドロリ プラヴダ ウィキペディアより エルモ 夏、キッズ…

金子光晴 この遅れてきた江戸っ子 堀木正路

1991年9月、沖積舎から刊行された堀木正路による金子光晴(1895~1975)の評伝。作家論叢書14。 目次 第一部金子光晴・この遅れてきた江戸っ子 新版・私的金子光晴論 Ⅰ 金子さんと江戸っ子 Ⅱ 金子さんとフランス Ⅲ 金子さんと二度目のフランス Ⅳ 金子さんと…

詩の文明批評的性格 荏原肆夫

1966年4月、思潮社から刊行された荏原肆夫の評論集。装幀は粟津潔。 目次 詩の現代性 詩の現実感 「宝石の文学」批判 散文の詩化と詩の散文化現象について 現代詩と神の問題 ある詩人への書簡 メタフィジック詩論について メタフィジック詩の主題とイメージ …

空洞伝説 赤山勇詩集

1991年12月、視点社から刊行された赤山勇(1936~)の第5詩集。長篇詩。付録栞は、水落博「空洞の闇の深さ――詩作品としての独自の洗練」、浅井薫「『伝説』にしてはならない」、浄土卓也「いとおしく、切なく」、葵生川玲「時代の今日を正視する」。著者は高…

死靈 限定版 埴谷雄高

1956年9月、近代生活社から刊行された埴谷雄高の長編小説。付録栞は、武田泰淳「埴谷雄高について」、井上光晴「詩岸壁にて」、日野啓三「現代の黙示録」、本多秋五「異邦人の言葉」、編集部「読者の理解のために」。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検…

随筆集 口笛 西岡光秋

1992年9月、待望社から刊行された西岡光秋の随筆集。装幀は高島鯉水子。刊行時の著者の住所は練馬区東大泉。 目次 インドの匂い 再審 富む家と痩犬 時間の自己管理 父親 アドレス・ブック 電話 約束 寝物語 入門書 頭の毛の黒いうちに 本当の思いやり 野球バ…

あかねさす 大石規子詩集

1986年3月、花神社から刊行された大石規子(1935~)の第3詩集。装幀は熊谷博人。野火叢書144。著者は横浜生まれ、刊行時の住所は横浜市中区。 『一丁目一番地の女のおしゃべり』『小さな恋唄』に続き、第三詩集『あかねさす』をまとめました。第二詩集から…

嵐をくぐって来た女 田郷虎雄

1946年5月、日本出版社から刊行された田郷虎雄(1901~1950)の短編小説集。 目次 嵐をくぐつて來た女 格子のある窓 ヤダモン 夕なぎ あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

作品で読む現代詩史 澤正宏 和田博文

1993年3月、白地社から刊行されたアンソロジー詩集。編者は澤正宏(1946~)と和田博文(1954~)。ブックデザインは倉本修。刊行時の編者の職業は、澤は福島大学教育学部助教授、和田は奈良大学文学部助教授。 目次 第一章 前衛詩の時代 神原泰 真昼の市街/…

中世羇旅歌 高橋喜久晴詩集

1993年4月、樹海社から刊行された高橋喜久晴(1926~)の詩集。 目次 中世羇旅歌 母胎(クリプト)への回帰 修院にて(1) 修道士ウイリアム 修院にて(2) 小さな死 砂漠にて 聖糞尿譚 種子、あるいはヒエロニムス・ボッシュ<十字架を担うキリスト> 欲望…

九人物語  少年少女文庫撰 少年野球小説 サトー・ハチロー

1948年10月、まひる書房から刊行されたサトー・ハチローの児童小説。編集は畠山義男。装幀挿絵は霜野ニ一彦。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

令月 田中雅子歌集

1997年3月、砂子屋書房から刊行された田中雅子(1961~2011)の第1歌集。装幀は倉本修。著者は京都市生まれ、刊行時の住所は京都市中京区。 目次 この世に生きている 窓際の椅子 トロイカ わたしに告げよ 空が物言う 病む姉 光線 子供 三日月パン 静かにほろ…

点景 和田英子詩集

1981年9月、摩耶出版社から刊行された和田英子の第3詩集。第15回小熊秀雄賞受賞作品。刊行時の著者の住所は西宮市。 目次 Ⅰ 挨拶 候鳥 左顏面 金魚 洋裁店にて 白い挨拶状 原皮高騰 十月の終り Ⅱ アジサイの花 一本のネムの木 アカシヤの花 消えた馬 落日の―…

チャールズ・キングスレイ 水の子物語 安藤一郎訳

1946年7月、新少國民社から刊行されたチャールズ・キングスレイの児童小説。翻訳は安藤一郎。装幀挿画は角浩、扉は藤井二郎。少国民世界文学叢書 ; 2 目次 第一章 煙突掃除のトム 第二章 冷たいきれいな流れ 第三章 川の友だち 第四章 廣い廣い海へ 第五章 …

銀の鳩 ベールイ 川端香男里訳

1977年7月、講談社から刊行されたアンドレイ・ベールイ(1880~1934)の長編小説。翻訳は川端香男里(1933~2021)。装幀は水野肇デザインハウス/藤代裕。 目次 第一部 第一章 ツェレベーエヴォ村 第二章 リーホフ市 第三章 グーゴレヴォ 第二部 第五章 悪…

片面 松田研之詩集

1985年6月、手帖社から刊行された松田研之(1932~)の第4詩集。装幀は宮園洋。著者は岡山県笠岡市生まれ、刊行時の住所は笠岡市。 目次 Ⅰ おはなし 食卓 夜のレストランで 犬を飼う男 枝垂れ銀杏 沖縄のことは そのほうがちょっと問題 バスに揺られて Ⅱ 河 …

花を埋める 新美南吉

1946年9月、中央出版から刊行された新美南吉(1913~1943)の創作集。編集は巽聖歌。装幀は中川一政。 目次 最後の胡弓ひき 銭 雀 除隊兵 花を埋める 家 借銭 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ヒコ 大鋸一正

1997年6月、河出書房新社から刊行された大鋸一正(1964~)の中編小説。装幀は石倉ヒロユキ。著者は岐阜県生まれ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

水兵の眼 井上康文

1944年3月、文園社から刊行された井上康文(1897~1973)の随筆集。表紙・扉題字は海軍中尉金澤正夫、装幀は恩地孝四郎。海外報道班の記録。 目次 序文 海軍大佐 栗原悦蔵 水兵の眼 珊瑚礁を思ふ 空色の眼 整備兵 総員起し五分前 戦場断片抄 1.軍艦旗を仰…

白鳥 アンデルセン童話 阪本越郎

1946年11月、文壽堂出版部から刊行されたアンデルセン童話。翻案は阪本越郎。装幀挿画は高澤圭一。 目次 白鳥 りんごの花とたんぽぽ ひな菊 こふのとり 小さなアイダの花 もみの木 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

フレア 大鋸一正

1996年12月、河出書房新社から刊行された大鋸一正(1964~)の中編小説。装幀は石倉ヒロユキ。第33回文藝賞優秀作品。著者は岐阜県生まれ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

茨木のり子への恋文 戸村雅子

2016年12月、「茨木のり子への恋文」刊行事務局から刊行された戸村雅子(1941~)による茨木のり子評伝。装幀・装画は長谷川結。著者は山形県大石田町生まれ、鶴岡市在住。「茨木のり子六月の会」事務局長。 この本は鶴岡市在住の戸村雅子さんが、まさに茨木…

青白き裸女群 橘外男

1950年7月、名曲堂から刊行された橘外男(1894~1959)の長編小説。装幀は森波之介。画像は裸本。 目次 一 覆面の婦人客 二 ホテル・クロア・デ・プチシャンの庭 三 地下城砦 四 野獸の畫室 五 裸女群像 六 腐臭地獄 七 二十二年目の太陽 八 デュアメル警視 …

零の軌跡 野田誠

1991年3月、綿紫出版から刊行された野田誠(1929~)のエッセイ集。表紙は羽原智達。著者は俳人。広島県比婆郡庄原町生まれ。 目次 ・敗走 繪の色、詩のリズム 笛吹けども 胸に沈んだ怒り 中川源雄のこと 鑑賞出来ません 一月の手帖より 青峰忌所感 月見草 …

タマシイの記憶 山内清詩集

1976年6月、私家版として刊行された山内清の第5詩集。刊行時の著者の住所は大阪府高石市。 ひとつの詩集をつくりあげると、また、次の作品へのしらじらしい欲望が湧いてくる。その欲望は自由へのか憎惡へのか死へのかは分らない。ひとつの使われかたとして自…

定本 果樹園 菊池正詩集

1967年1月、黄土社から刊行された菊池正(1916~)の詩文集。 いままで著書を編むのに、こんなに心重かったことはない。収めるような作品を持っていなかったからで、しかも窮余このような内容のものとするのは、ただに気の弱さによるのであって、実作者とし…

here 宿久理花子詩集

2020年9月、七月堂から刊行された宿久理花子(1989~)の第2詩集。第71回H氏賞候補作品。著者は大阪府生まれ。 目次 シ、どこでも 地下 生活 こちらはもうすぐ よくある顔 ミスユーパンデミック 人騒がせな あぶない仕事 後日譚 アネクメーネ 丘 週末 春め…