2008年1月、本阿弥書店から刊行された小池昌代(1959~)の第11詩集。
ババ、バサラ、サラバとは何だろう。現代詩を書いていると、唇が寒くなる。濁った音はあたたかい。唇の破裂と爆発を、そこに生じる摩擦熱を、寒いわたしは、求めていた。(「あとがき」より)
目次
- 箱
- おんなともだち
- 青い人
- スター
- 兄弟
- 針山
- 菊野先生
- うじ
- あんたたち、こども
- タンカクウカン
- 歴史
- 存在の脇毛
- 手暗がり
- 中断された音楽の稽古
- ねじまわし
- 金魚
- ふしぎな木のぼり
- メトロ
- わたしが死んだ一日
- 秋の日の丸
あとがき