1935年10月、書物展望社から刊行された中原綾子(1898~1969)の第1詩集。装幀は齋藤昌三、口絵は小泉秀雄。中原は与謝野晶子の弟子。歌集は多数。画像は函欠本。
目次
- 「悪魔の貞操」に寄す 高村光太郎
- 「悪魔の貞操」序詞 新居格
- 悲哀
- 貞操
- 花
- 思ひの火
- 忘却
- うら表
- 同情
- 幻影
- ヒルデの小唄
- 二々ンが
- まこと
- 側隠
- 肯定
- 最善
- らくがき
- 柳はみどり
- 熱
- 後悔
- 近代風景
- 餘命
- 無題
- 鼠
- 柳
- 讃
- 律義者
- 無言詩
- 二者
- 正直者
- 悪戯
- 行手
- 思ひ出
- 眞情
- 實體
- 眼
- 過去
- 疳高い質問
- すごろく
- 美少年
- われ斯く
- 三ざる
- 朝顔
- 噂
- 告白
- 喧嘩
- 冗談
- 世の中
- 繪そらごと
- お返事
- 愛隣
- 盾の兩面
- ひと仕事
- さきのさき
- 誘惑
- らふそく
- 絆
- 未練
- 蟹
- 精算
- 長閑なる風景
- 無聊
- 戀
- 最後
- 影
- 黄昏の感傷
- 嗟嘆
- 紙上
- 病床
- 寂寞
- 不興
- 別れ
- うきよ
- ダイヤモンド
- したごころ
- 最初
- なりゆき
- 春怨譜
- 跣足で
- 人へ
- 月に
- 獨語
- 感
- 夜半
あとがき