1977年10月、群像舎から刊行された林周臣の第1詩集。解説は豊浦志朗(船戸与一)。
目次
- 輪
- 食欲
- 双児
- 丸窓
- 一軒家
- 弔いの日に
- 間隙
- 翳
- 幼戯
- 六月の顔
- 雨夜
- 反癒音
- 幽霊の街
- 夜汽車
- 頭蓋
- 晩秋
- 白路
- 或る終焉
- 蘇生
- 街路樹
- 朝(あした)に結論を
- 麓
- 宿
- 周流
- 車窓
- 旅
- 熱病
- 夢に追われた稚い想い
- 移動
- 嘘言癖
- 迷路
- 隔りをそこに忘れ
- 跡絶えて
- 冬路
- 夜光
- 独房から
- 鉄格子
- 出没
- 反転と癒着
- 檻
- 塔
- 小宇宙
- 境界
- 単根
- 逝く者から
- 千年
- 幸福の街
- 夢語り
- 変移
- 山師
- 極楽鳥
- 忘郷
- 夜の足
- 危惧
- 柩うた
- オコリ
- 双翅目へ
- 炙出し
- 音波
- 盲目
- 白鳥
- 生理的食塩水
- 一日また一日
- 標的
- 音域
- 薄明
林周臣詩集『歹い夢』のために 豊浦志朗