2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

二つの市場、ふたたび 関口涼子詩集

2001年5月、書肆山田から刊行された関口涼子(1970~)の散文詩集。装幀は亜令。第19回現代詩花椿賞候補、第7回中原中也賞候補作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

獄中詩 鼓動 布施杜生

1978年8月、永田書房から刊行された布施杜生(1914~1944)の遺稿集。編集責任者は永田龍太郎。付録栞は中野重治、野間宏、松本歳枝による「布施杜夫のこと」。 目次 ・書簡 中野重治宛(獄中より) 松本広治宛(〃) 布施辰治宛(〃) ・詩 雪解する午後 雪…

現代詩代表選集 第2 1951年版 日本文藝家協会編纂

1951年3月、小山書店から刊行された現代詩アンソロジー。編者は日本文藝家協會。編集委員は、安西冬衛、小野十三郎、北川冬彦、草野心平、高見順、壺井繁治、西脇順三郎、三好達治、百田宗治、吉田一穂。 目次 僕のひとりの海に……ふたたび血を吸った海綿體の…

金物店にて 中村隆詩集

1971年10月、日東館出版から刊行された中村隆(1927~1989)の第2詩集。表紙・装画は貝原六一。「輪」詩集シリーズ1。著者は神戸生まれ。刊行時の住所は神戸市兵庫区東山町、職業は金物店経営。 六二年に詩集「不在の証」を出してから、足かけ九年余りのうち…

詩のかたち詩の発見 よみうり詩壇の十年 小野十三郎

1987年11月、浮游社から刊行された小野十三郎(1903~1996)の詩論集。編集は寺島珠雄(1925~1999)。 私など詩を書いていると、どうしても散文的な叙述体でながさなければならないところがある。これは詩の書き方が、歌うというよりも描くという方法に拠っ…

現代詩代表選集 第1 1950年版 日本文藝家協会編纂

1950年7月、小山書店から刊行された現代詩アンソロジー。編者は日本文藝家協會。編集委員は、安西冬衛、小野十三郎、北川冬彦、草野心平、高見順、壺井繁治、西脇順三郎、三好達治、百田宗治、吉田一穂。 目次 惡婦 高村光太郎 白鳥 吉田一穗 えなの歌 金子…

不在の証明 中村隆詩集

1962年7月、蜘蛛出版社から刊行された中村隆(1927~1989)の第1詩集。表紙・装画は貝原六一。著者は神戸生まれ。刊行時の住所は神戸市兵庫区東山町、職業は金物店経営。 戦後、焼跡の中から小林武雄さんたちの「火の鳥」が生れ、やがて僕たちの「CLARTÉ」が…

末期の眼 日本文学における死の発見 岡庭昇

1981年4月、批評社から刊行された岡庭昇(1942~)の評論集。 目次 ・「死」の発見―日本文学をめぐるひとつの逆説 1庄野潤三の日常性 2「死」の発見 3現代文学と「死」の逆説 ・先どりされた死者の眼――芥川龍之介の世界 1芥川の死 2幻想のなかの真実 3…