1977年6月、北洋社から刊行された古山高麗雄(1920~2002)の随筆集。
目次
Ⅰ
- 床下にあるはず
- 兵隊のときの一枚の写真
- 塩辛の幸せ
- 私の韓国
- 「やらせ」の旅
- 会話の始まり
- コレオにあらず
- 私の愉しい研究課題
- コンソメと小説
- 今もゆかしく
- 回想の桜と三春の旅
Ⅱ
- 鶴の湯の一晩
- 竹原の古寺と銘酒
- アメリカ横断ドライブの旅
Ⅲ
Ⅳ
- 「葡萄畑の葡萄作り」風小説
- 私事
- 流行の考え方
- 私と韓国文学 「韓国文芸」への期待/韓国の文学/近くて近い国に/初学びの感想
Ⅴ
- 開発、糞食らえ
- ”ゴッコ”の時代 忠臣蔵の気持の悪さ/公害公害/決め手なし/運動好きの考え方/ルール無視/ある観光名所/ゴ ッコの発想
- 許すまじ
- 大陸育ちと島国育ち
- 結束の歌
- 夫と妻の頼りがい
- オオカミ
Ⅵ
- 双点 森敦――古山高麗雄 中退者に落第なし/似て非、悪い仲間/非常識/出会いの前/玉なし/玉なきに徹す/流行言葉/母の髪/重い病/あの日の講演会/緑陰権/騒音公害/万物の逆旅/放浪ゴッコ/古い机/青山も月山/許すまじ/叫ばぬ人々/義理人情/矢ノ川峠の思い出 /価値観/回帰/何の誰兵衛
あとがき