1975年3月、青磁社から刊行された横井新八(1918~2007)の第2詩集。装幀は加藤知恵。
目次
Ⅰ
- 月男
- 魚の記憶
- 魚
- 重たい財産
- 板へぎ
- 公休日
- 死んだ男
- 手おくれだ
- 低い空
- 押切り
- 声
- 無用の雨
- 初めての水
- 枝みち
- 洪積期
- 青葱
- 島
- 裏切り
- 魚の記憶
Ⅱ
- 史学
- 簗
- 穴
- 絶望峠
- 朝鮮背負板
- 土器
- 甍
- 部品
- 保塁
- 傷えはない
- 細い歴史
- 土堀り
- 荒野
- 敷石
- ダム
- 土の顔
- 夜をうつ
- 焼き水
Ⅲ
- 霜
- 葦の根拠
- 失地のように
- 苦力とともに
- 弔
- 溝
- その声は
- 反故
- 反乱
- 穴
- 行ってみたい
解説 鵜澤覚
あとがき