2009年12月、メディクスから刊行された井野口慧子(1944~2019)のエッセイ集。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は東広島市。
目次
- 未明の庭に(巻頭詩)
- 川のほとりでわたしは生まれた――広島県三次市
- 水源の森から――東広島市豊栄町
- みどりの谷よ――安芸高田市美土里小学校
- 花降る日には――有元利夫の絵と尾道千光寺公園
- 私の今日を――東広島市西条町
- ゆらめくものの……――ギリシャ・キプロス
- 再会・風の贈りもの――三浦和人さんとの二十年後・東広島市立松賀中学校
- ヒメジョオン――広島市西区観音町
- 食卓の向こう――八月六日、広島平和公園・ノルマンディ
- 境界――島根県琴ヶ浜から斐伊川へ
- ひたすらどこまでも生き抜き被度候――呉市・呉市立明立小学校 呉青山中学高等
- 学校
- ヤグルマギク――二〇〇六年春、東京
- 今、ここに在るだけで――パリ・モーツワルト
- どんなに時が流れても――広島女学院
- 逆縁から――宇品プリンスホテル23階
- 千の風になって――2007年 フラワーフェスティバル
- 光の予感――麻田浩 没後10年展に寄せて・京都
- 寺西千年万年――東広島市立寺西小学校
- 乾ききったナツメヤシに雨が降り――エジプト
- 水の物語― ルルド
- 岡本太郎と広島
- 葡萄の樹の下で――早稲田奉仕園
- Over the Rainbow――光の言葉・母に
- 阿修羅――興福寺
- 死者からの合図――ヒメシロチョウ
- 絵本をめぐる愛の物語
- 『星のふる夜に』
- 『エリカ 奇跡のいのち』
- 『アスカ』
- 『いのちの音――かけ橋になったスヒョン』
- 『9月のバラ』
- 『国境を越えて――戦禍を生きのびたユダヤ人家族の物語』
- 『バスラの図書館員――イラクで本当にあった話』
- 「ナヌークの贈りもの』
- 往復書簡・命のメッセージを「Moderato 25」岡崎葉×井野口慧子
- 周防正行監督の「ブラボー」
- 私の宝もの――梅若六郎さんの扇
あとがき
光の束