1954年6月、明玄書房から刊行された小島六郎(1900~)のエッセイ集。装幀は畦地梅太郎。著者は新潟県小出町生まれ、刊行時の職業はベースボール・マガジン社役員。
目次
- 序
- 初登攀への情熱
- 駒ヵ岳と水筒の水
- 友情と遭難
- 深夜の天幕を窺く女 上高地で拾つた哀恋の一コマ
- 滝谷の初登攀
- 蒲田温泉
- 由勝の御幣餅
- 槍平の夜
- 滝谷の登攀
- 夕暮の穂高小舎
- 疑問の錫杖
- 北鎌尾根を争う
- 槍ヵ岳と播竜上人
- 険絶アイガーの勇者
- ウエッターホルンの西山陵
- 思い出す山友達
- 人の食う飯を勘定する
- よくもつきない山のはなし
- あの方なら敗けないぞ
- 六十才のクライマー
- どうかと思う話
- マロリーとアーヴィンの謎
- 登山者よスポーツマンであれ
- 十一月の山
- 〝雪男〟を見た人々
- 変つたスキーヤー スキー交遊錄
- 氷詰ビールの効能
- それあそうかもしれませんが
- スキーと手品
- 〝キンバレン〟由来記
- 怪談〝都の西北〟
- ペテカリ岳遠征B・C日記
- スキー古事記
- 一番古いスキー
- 一番古い競技会
- 番古いスキー団体
- 一番古いスキー文献
- 雪の中で夜を明かすには
- 回想のスキー行
- 遠い昔の新鹿沢温泉
- 一つのみかんと菅平
- 霧ヵ峰の〝涙〟
- 蔵王で雪崩に脅かされる
- ハイク・夏山・スキー