2001年10月、みもざ書房から刊行された井野口慧子(1944~2019)のエッセイ集。装幀は河野勝重。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は東広島市。1981年から自宅で「あすか文庫」を運営。絵本と詩の仕事を中心に活動。
目次
風の子守り歌 まえがきにかえて
Ⅰ
- あすか文庫
- 一冊の本
- カシオペイアとオリオンに――『モモ』ミヒャエル・エンデ作・大島かおり訳(岩
- 波書店)
- あすか文庫
- 貝殻は海の音――センダック絵本から
- 「あじさいの少女』から
- 絵本・ことば・暮らし
- やさしい時間
- ギリシャ神話
- 澤口さんのこと
- 運命的な出会い
- 心で聴き取る
- レリアさん
- ディネーセンを読む
- 詩作と生活と
Ⅱ
- 車座は風のように
- 十月
- 記より......
- 五月...
- これからの図書館とライフスタイル
- 私の読んでほしい本――ちがった自分、探してみませんか
- 童話「ひみつの穴の秘密」
- 日記より
- 五月
- 六月
- 七月
- 九月
- 十一月
- 十二月
- 市民の図書館とは
- 宗像ユリックス見学会
- 絵本『オトシブミ』――福音館書店「かがくのとも」から
- 誰かに愛されているということ
Ⅲ
- 暗いガラスケースに収まる桜堤
- 図書館と文庫の「オバサン」
- 幼児の時間の悲劇
- 風がわたる道
- アオバズク
- 卒業式
- 講演「心が輝く時」メモ
- 情熱のボールを投げ続けた人
- 老いについて――あすか文庫十五年に
- 被爆五十年の夏
- ひろしま国体イメージソング「砂漠のバラ」
- 作詞ノート
- 「医師会報」より
- 野坂勇作さんについて
- 親子のメッセージノ
- カタクリの花
Ⅳ
- 風時計その一
- 新校歌誕生で思う
- 「生」の証しの靴
- 喜翔窯を見学して
- コンサートが終わって...
- 「ホンマモン」下書き
- 一本の樹
- 私の宝物
- 落とし物
- 最近感動したもの
- 大柿町を訪問して
- 音楽コンクールを審査して
- キプロスからのお土産
- 忙しさの中で
- ひろしま国体をみつめて
- 家族のこと
- 西瓜の味から
- 木村芳郎さんのこと
- 心にグサリ押し売り電話
- 富士山に登って
- 風時計その二
- 砂の時間
- 出版とは
- 若者の死
- お寺でコンサート
- 自然の言葉
- オバサンの存在
- 原爆ドームと厳島神社
- 葉祥明美術館へ
- 休耕田
- 風のように
Ⅴ
- 出会いは星座のように――ユーゴと神戸の被災児を呼ぶ広島の会
- 出発の時
- ボランティア論
- 「魅力ある高校懇談会」へのある教師の会からの質問に対しての返事
- ウルトラじいさん
- 境界線
- 風ぐるま
- 緑の影深く
- 私はリンゴの樹を植える
- 飛ぶ教室
- 生き物のにぎわいの中で
- ヒロシマ・モナムール
- 長いさすらいの実りに
Ⅵ
- 現代詩は再生するか――西日本現代詩ゼミナールメモ
- 広島大学文学部外部点検に参加して
- 幻の鳥
- 点字の『夕空晴れて」
- 日本建築学会シンポジウム覚え書き
- 図書館閉鎖方針撤回求め「存続を求める会」発足
- サンスクエア図書館その後
- 絵本を抱えて保育所へ
- 二十一世紀のみよしに対する私の思い作文コンクール 講評
- 箱の中
Ⅶ
- 図書館の絵本など
- ありのままを受け入れられる場所
- 二〇〇〇年冬・私の広島
- 女性の声をもっと市政に
- 夜くる鳥――岩瀬成子・文/味戸ケイコ・絵 PHP研究所
- 講演「心が輝く時――絵本の楽しみ」――第4回広島市小学校国語教育夏季研究会
- 記録
Ⅷ
- 一五〇冊の絵本
- 井野口慧子二十年の記録 (一九八一~二〇〇一)
あとがき