2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

萩原恭次郎詩集

1940年11月、報國社から刊行された萩原恭次郎(1899~1938)の遺稿詩集。 萩原恭次郎が逝いてもう三周忌を迎へやうとして、いまこゝに彼の詩業の一端をしのぶ詩集を刊行することは、深い感慨なくしは與はないところである。 萩原恭次郎の詩業については、彼…

この街のほろびるとき 安藤元雄詩集

1986年8月、小沢書店から刊行された安藤元雄の第6詩集。表紙は難波田龍起「街A」。 目次 シエナの南 にあらとじ 音楽 あるいは踏絵 道化師の朝の歌 夢物語 枯野行 だまし絵 真昼の壺 海の顔 雨傘 フランドルの雲 夏の花々 海辺の時 この街のほろびるとき 死…

ブルックリン 宋敏鎬詩集

1987年4月、青土社から刊行された宋敏鎬の題1詩集。第3回中原中也賞受賞、第48回H氏賞候補作品。写真は野上眞宏”NewYork-HolyCity”より。装幀は中山泰。 目次 ブルックリン 九月 ブルックリン橋 ブリザード 不能 味覚 通信員 処遇 氷点下 異人 老女 銃弾戦 …

狐乃狸草子 岩佐なを詩集

1987年12月、七月堂から刊行された岩佐なを(1954~)の第5詩集。装画は著者。 目次 横町だより 地震の印象 晩景までの絵 寒船 爪物語 紀魚 煙草地獄 天津甘栗 頁の毛 小蠅 縁りの雪 たまご想い マスクの街 隅田川 庭の気配 渇水時代 まっちょ 東海虫 逢魔 …

物質まであと何歩? 中村文昭詩集

1987年10月、詩学社から刊行された中村文昭(1944~)の第5詩集。題字は三好豊一郎。画像は函欠本。 目次 序言アンモナイトを露るおとこ第一の書●ながいあいだ私はははの胎(はら)を なぜ死者たちは我我を愉快にする 容器におさまらぬもの 「されこうべの場…

まいまい 三井葉子詩集

1972年3月、私家版として刊行された三井葉子の第6詩集。 目次 三味線草 はなの傘 はなのふじ 櫛 さくら あかい椿 梅 手 池 川 不実 刺青 ぼたん 雀 泣いている 馬 糸取り 芽 めぶきやなぎ 月 肉 蝶 はだし 芹 ひかり 嘘 柳 太鼓 露 ゆめ 噛む 借り着のさくら…

銃剣は茄子の支えになって 小松弘愛詩集

2003年10月、花神社から刊行された小松弘愛の第10詩集。装幀は熊谷博人。 目次 アインシュタインの声 ひも もじゃもじゃ ススキの穂 銃剣 ネクタイ 古代紫 「犬」よ 八岐大蛇 雄鶏 翡翠 夏草 中毒 哄笑 日本語は乱れている? 赤蛙 人生 夏の蝶 焚火の跡 黄色…

桂川情死 角田清文詩集

1982年9月、書肆季節社から刊行された角田清文の第5詩集。装幀は政田岑生。 あのとき、わたしは桂川でひとりの女と情死しようとしたのだろうか。それとも、わたしは、<桂川>という名と情死しようとしたのだろうか。その境域はさだかでない。あの初冬の、晩秋…

けいおす 依田義丸詩集

1991年9月、思潮社から刊行された依田義丸の詩集。 目次 詩とは何か 辿ってきた道がそこでふいに未来に なんやこう狐にでもつままれたようで だれもいなくなったほうが、安心していられる 視点はやがて奪われてしまう 一度だけ前衛だったのかもしれない いつ…

始祖たちの森 小林哲夫詩集

1960年2月、書肆ユリイカから刊行された小林哲夫の第1詩集。カバーは渡辺藤一、編集は江森国友。 目次 初期詩篇 秋の高原 生命について 庭 蚕 金魚 蜘蛛 病院と犬 ひとつのものの朝 鳥とさかな ふぐ 受胎 炎 新しい時間 僕のなかの風景 新詩篇 コンプレック…

蟹もどきの家 坂井信夫詩集

1998年9月、漉林書房から刊行された坂井信夫の詩集。漉林叢書8。立体は岸本庄八郎。 目次 夜 駅 雨 雪 草 海 蟬 鷗 蛇 霧 猫 指 蛹 魚 繭 霰 雹 灯 錆 窓 水 血 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索