2019-01-01から1年間の記事一覧

繪のない繪本 アンデルセン/大畑末吉

1949年5月、郁文堂書店から刊行されたアンデルセンの童話。翻訳は大畑末吉。表紙は真木宣武。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

陽が昇るとき 木々康子

1984年6月、筑摩書房から刊行された木々康子の長編小説。装幀は栃折久美子。「蒼龍の系譜」の続編。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

蒼龍の系譜 木々康子 

1976年5月、筑摩書房から刊行された木々康子の長編小説。装幀は栃折久美子。第17回「田村俊子賞」受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

左手 目黒裕佳子詩集

2019年1月、思潮社から刊行された目黒裕佳子(近衛はな)の第2詩集。装画は著者。 目次 よる きり おんがく 心象i 古のうた 風 滝 ねむり いき 心象ii 心象iii 手 夏 氷 旅人 色彩 鬼ごっこ あしおと まひる 月と石 夜明け 心象iv 心象v 対話 海 十一箇月 ND…

波動 新井豊美詩集

1978年9月、あんかるわ叢書刊行会から刊行された新井豊美(1935~2012)の第1詩集。 目次 花闇 晩夏 波動 五月のかげ 薄暮 囲繞地 光の声 幻影 歓喜と塩 ひまわりよ 見たか 雪 朝の坂 鳳仙花 解体祝歌 輝かしい闇のために <波動>へのメモ 坂井信夫 日本の…

青春の遺書 嶋岡晨詩集

1957年3月、国文社から刊行された嶋岡晨の詩集。著者自装。ピポー叢書。 目次 一、青春 希望 訛り 青春 雲のあいだから もしも一羽の鳩が ひとつの墓石になるために 食卓なんか無い 祝砲 風景 二、精神史 精神史 時間の街かど 海の労働者 掌の上の道 乳搾り…

ガーデニア・ガーデン 錦見映理子歌集

2003年1月、本阿弥書店から刊行された錦見映理子(1968~)の第1歌集。装幀は名久井直子。ホンアミレーベル1。2018年、『リトルガールズ』で第34回太宰治賞。 夏の終わりの雨の夜だった。歌集のためにまとめた原稿を、初めて人に見せた。中野の喫茶店で、信…

短篇集 川端康成

1939年11月、砂子屋書房から刊行された川端康成の短編集。 目次 夏の靴 有難う 髮 朝鮮人 馬美人 神います お信地藏 滑り岩 時雨の驛 雪隱成佛 帽子事件 叩く子 化粧 港 バッタと鈴蟲 笑はぬ男 日本人アンナ 金錢の道 縛られた夫 夫人の探偵 離婚の子 死面 …

救いなき人々 クリストファ・イシャウッド

1954年9月、文藝春秋新社から刊行されたクリストファー・イシャーウッド(1904~1986)の長編小説。翻訳は中野好夫。 目次 解說 ベルリン日記―一九三〇年秋 サリー・ボウルズ―一九三一年夏 リューゲン島にて ノヴァック家の人々 ランダウエル家の人々 ベルリ…

現代詩新講 現代詩人會編

1951年9月、寶文館から刊行された詩論アンソロジー。装幀は寺田政明。 目次 Ⅰ 現代詩と他藝術との交流 現代詩と繪畫・高見順 現代詩と映畫・岡本太郞 現代詩と音樂・塚谷晃弘 Ⅱ 詩書による日本詩史 明治篇・城左門 大正篇・伊藤信吉 昭和篇・小野十三郞 杉浦…

眠られぬ夜の旅 秋元藍

1971年、黒い手の13人から刊行された秋元藍の短編小説集。装幀・装画は川崎利治。 目次 首 蛇 雪 春 手 死 Kの細君 豆 綱ひき 十三人の天使 ハナさんのはなし ひとだま ガラスの象 ちぢれっ毛の毛むくじゃら 鳩 こんな子いませんか キョンのいる風景・尾崎秀…

ぺらぺら 高田邦雄詩集

2015年3月、花神社から刊行された高田邦雄の第2詩集。 初めての詩集を上梓してから四年が過ぎた。 母・敏子の詩作に対する姿勢を身近に見てきた私にとって、彼女の生存中に詩を書く事など恐ろしく、とても出来る事ではなかった。 そのため、私が詩を書くよう…

深尾須磨子の世界 武田隆子

1986年5月、宝文館出版から刊行された武田隆子(1909~2008)による深尾須磨子(1888~1974)の詩人論集。装幀はたけだとしこ。 深尾須磨子と私が逢う機会を得たのは、婦人運動家の新妻イトさんのご紹介に拠る。その後、何度かお目にかかっているうち、深尾…

パリの秘密 ユージェーヌ・シュー

1957年3月、東京創元社から刊行されたウージェーヌ・シュー(1804~1857)の大衆小説。翻訳は関根秀雄。絵は関口俊吾。世界大ロマン全集15巻。 目次 1 あいまい屋≪白うさぎ≫ 2 陰謀 3 遭難 4 ロドルフの裁判 5 寺町十七番地 6 ×××大使館の大舞踏会 7 …

雪夜 浅野美恵子歌集

1965年10月、短歌新聞社から刊行された浅野美恵子の第3歌集。十月会シリーズ第19篇。 目次 冬の安房 しはぶき 冬旅 野の道 灯の下のかげ 花と風船 耳巻くゴッホ その一つ 水の柱 花束 潮鳴り 拒否にもあらず アルルの女 海の匂ふ土 くにたち 秋すぎて 暁の駅…

山村食料記録 森荘已池詩集

2003年11月、未知谷から刊行された森荘巳池の詩集。カバー写真はみやこうせい。 森荘已池氏に初めてお目にかかったのは、もう三十年あまり昔、一九七一年のことだった。『校本宮沢賢治全集』刊行のための全面的遺稿調査が始るに当たって、花巻の宮沢家で、編…

いのちの歌 東條耿一詩文集

2009年9月、新教出版社から刊行された東條耿一(1912~1942)の詩文集。装幀は桂川潤。 はるか昔のことになりますが、私は北條民雄に関する小文を書きましたが、そのなかで東條欺一の名を知りました。この人は北條の無二の親友で、多磨全生園を代表する詩人…

そこだけが磨かれた 飯田京詩集

1970年10月、時間社から刊行された飯田京(みやこ)の第1詩集。題名選定は北川冬彦、装幀は城所祥、レイアウトは北川多紀。 詩集をまとめるには時機がある。するとまとめにくくなる。が早すぎると空鉄砲に終わる。正直のところ、著者から詩集編纂の意図を打…

源太の冒険 吉田甲子太郎

1947年5月、朝日新聞社から刊行された吉田甲子太郎の少年小説。装画は伊原宇三郎。 目次 ヤマノイモ 汽車のなか 防空ごう探檢 だいじなお使い 燒けあとで 燒けビルのぬし どろぼうのおじさん 中学へ チョウジのかおり コッペ事件 風のふく朝 原っぱ 雨のふる…

兄弟いとこものがたり 吉田甲子太郎

1948年6月、新潮社から刊行された吉田甲子太郎の少年小説。装幀・挿絵は河目悌二。 目次 作者のことば 一月・ヒロシの元旦 二月・ピアノと算数 三月・ネコの巣 四月・自轉車のゆめ 五月・約束 六月・こわれたハモニカ 七月・タロウのるすばん 八月・海で 九…

詩の捧物――セヴラックとサティへ 佐岐えりぬ詩集

1985年10月、深夜叢書社から刊行された佐岐えりぬの音楽詩集。装幀は末永隆生。 八つの小品から成るD・セヴラックの『休暇の日々より』は、一九八四年秋に催された第一回目の「ピアノとポエジーのタベ」の朗読のために書き下した。同一テーマの詩と曲が交互…

暴力の義務 ヤンボ・ウオロゲム/岡谷公二

1970年11月、新潮社から刊行されたヤンボ・ウオロゲムの長編小説。翻訳は岡谷公二。1968年ルノドー賞受賞作品。 目次 第一章 サイフたちの伝説 第二章 陶酔と苦悶 第三章 巨人たちの夜 第四章 あけぼの 訳者後記 関連リンク追悼 ヤンボ・ウォロゲム――抵抗す…

麻生知子 麻生知子詩集

2003年8月、私家版として刊行された麻生知子の遺稿詩集。編集は安土忠久と各務麗至(詭激時代社)。 本書は昭和五十五年「現代詩手帖二月号」所収の『泥眼』より、平成十四年十月刊「未開の」の『もどろぎ』に至る作品を網羅した。その詩作期間二十二年の永…

風の方位 中西洋子歌集

1982年12月、雁書館から刊行された中西洋子の歌集。装幀は小紋潤。中西は柳原白蓮の研究家。 短歌と出合ったのは大学時代、ほとんど偶然であった。その関わり方は、どちらかといえば淡白であり、「人」短歌会発足に参加するまでにも六、七年の空白期間を置い…

エリカ抄 杉本駿彦詩集

1974年5月、木犀書房から刊行された杉本駿彦の第8詩集。装幀は亀山巌。 菅野佐代子さんは、歌人大西民子さんの実妹である。お会いしないうちは含羞の佳人と思いこんでいたが、直接お話するようになって、思いちがいの点が判った。学究的で、勝気で、繊細な思…

大地の商人 谷川雁詩集

1956年4月、母音社から刊行された谷川雁の第1詩集。画像は再刊(初版は1954年11月)。発売は中村書店。発行人は丸山豊。 目次 商人 母 毛沢東 故郷 丸太の天国 革命 異邦の朝 人間A 晩夏郵便 東京へゆくな 漁夫の読書 請願 隊へ 破産の月に おれたちの青い地…

多頭の蛇 小野十三郎評論集

1949年3月、日本未来派発行所から刊行された小野十三郎の評論集。 目次 多頭の蛇 詩の音樂性 詩と小説の間 スペインの岩と城と太陽 スタヴローギン-バクーニン 日本の風景 時評一束 樣々な異質性の混同 風景について(一) 風景について(二) 詩の世界の狹さ 細…

森は海の恋人 熊谷龍子歌集

1996年10月、北斗出版から刊行された熊谷龍子の第3歌集。装幀は村上善男。 目次 柞の森 錠剤 朱夏 杳い時間 水界 草の庵 杳い視線 羊歯植物 呪詛 現在形 植物界 金雀枝 秋から冬へ 県境 他人の時間 風中のわれは すでに秋 水源地 春のピエロ 森のいのち 冬芽…

詩と詩人 草野心平

1954年6月、和光社から刊行された草野心平の随筆集。 目次 Ⅰ 混沌の中からの新しい動向 やがて雄大な趨勢が 詩精神の背景 詩界の今日と明日 評家への寸言 現代詩の社會的位置 「詩界」について 個性と表現 技術寸言 私の詩作について 作者の感懐 藝術上の孤…

春雪ふたたび 尾崎左永子歌集

1996年10月、砂子屋書房から刊行された尾崎左永子(1927~)の第5歌集。装幀は倉本修。 この歌集は『炎環』につづく私の第五歌集ということになる。時期的には『炎環』と少し重なり、一九九三年五月から一九九六年六月にかけての作をまとめたが、しかし、そ…