2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一つの軌跡 小川正巳詩集

1982年2月、私家版として刊行された小川正巳の詩集。 目次 自由の戦慄、そして 抽象から具体へ 現状 てきすと・アマガサキ 広場へ 祝婚歌にかえて 林竹二先生 灯台 こわい話 福地幸造先生の退職にさいして 一つの環がとじる エピローグ あとがき NDLで検索日…

ちかしい喉 松岡政則詩集

2009年7月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第5詩集。 ことばを声に体現できないでいる喉を、そのさみしい微熱を書いてみたいと思った。なぜとはなしに、詩に近づけると直感したからだ。 侯孝賢(ホウシャオシェン)監督の映画「悲情城市」に衝撃…

眼について 森上多郎詩集

1968年1月、国文社から刊行された森上多郎の第1詩集。装幀は熊木啓祐。 目次 Ⅰ 鳥 町 埋葬 火刑 エピグラム 古ぼけた洋傘のなかで くらげ 眼球(1) 眼球(2) オルグの話 眼について ぼくのもんだい 敵 錯誤について 詭計 <ぼく>について Ⅱ きょう、あな…

福井詩集 一九七九年版

1979年12月、福井詩の会から刊行されたアンソロジー。発行は則武三雄、編集は杉本直。表紙画は雨田光平、抄紙は岩野平三郎。 一九七七年版を出してだからこれは隔年版になる。でもやはり小さい記念になったことが思われる。一年々々、ひとは年齢を加える。二…

コップの中の水 千葉吉弘詩集

1989年1月、東京出版から刊行された千葉吉弘(1945~)の第3詩集。現代詩叢書4。 ここに収めた詩は、詩集『しずかな小路』(兄晃弘との共著)『象の国』以降のここ十年以内のものである。 「人生は短かく芸術は長い」という言葉がある。確かに人生は短かい、僕…

草の人 松岡政則詩集

2006年6月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第4詩集。 目次 ・草の人 痛点まで 聲の者ら これがこの夏の歩くです 草の夜 草の人 草の雨 草に倣う エネルギー 1母の細胞、その突破力。 2箕作りの音、躰癖 手紙 雑草(あらくさ)まで 目笑 遅れる …

錯綜とした道 伊勢田史郎詩集

1968年11月、国文社から刊行された伊勢田史郎(1929~2015)の第3詩集。 目次 ・景色 いつも遅れてくる男 驟雨が 一滴の酒 秋 港にて 海へ 雑録・夏から秋へ 幻影の都市 夕ぐれの 不吉な 風 まっかな 月 が 白鳥 ふるい記憶をたどりながら 景色 景色 景色 モ…

金田君の宝物 松岡政則詩集

2003年10月、書肆青樹社から刊行された松岡政則(1955~)の第3詩集。装画・装幀は丸地守。第54回H氏賞受賞作品。 言葉を押して押して押しまくってふっと止める。その時止めてもなお微かに動くものがある。或は抑えても抑えても指の間から(行間から)溢れ出て…

妹その他 岡田兆功詩集

1961年、海の会から刊行された岡田兆功の詩集。 目次 i 妹 六月譚 夏の末に 打明け ii 厄祭のころ 窓がある唄 空 微笑 声 iii 三月の歌 歌 歌 渡来記 おかしなシャポオ 切断 iv きさらぎ 未萌 酣の歌 封蝋 記 追悼 他所 v 重奏 艶書まで ひとふし 擬・みぜれ…

長編詩 平安ステークス 野村喜和夫詩集

1995年10月、矢立出版から刊行された野村喜和夫(1951~)の第5詩集。装幀は城戸朱理。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索