2022-03-28から1日間の記事一覧

歌人松倉米吉 米田利昭

1980年2月、筑摩書房から刊行された米田利昭(1927~)による松倉米吉の評伝。 目次 Ⅰ 糸魚川へ 1墓を訪う 2米吉の学籍簿――糸魚川へ 3暗い釣りランプの水車小屋――再び糸魚川へ 4日毛安之助のこと 5兄の生涯 Ⅱ 投稿者の群れ 1投稿者の群れ 2富山行――前…

蒼ざめた馬 丸血留の賦 大塚欽一詩集

2000年9月、土曜美術出版販売から刊行された大塚欽一(1943~)の第7詩集。装幀は林立人。 私にとって切支丹の悲劇は長い間心に温めてきたテーマのひとつであった。歴史の中で一時大きな炎となって燃え、やがて歴史の闇に消えていった彼らの生き様はいまなお…

避雷針と藁屋根の間 中野嘉一詩集

1971年12月、多摩書房から刊行された中野嘉一(1907~1998)の第5詩集。装幀は出岡実。付録栞は飯島耕一。著者は1931年生まれ。著者は精神科医。太宰治を診たことでも知られる。 目次 偏執的な話 現象の意味 火事現場からは遠いところ 地誌的な抽象 楕円の軌…