1971年12月、多摩書房から刊行された中野嘉一(1907~1998)の第5詩集。装幀は出岡実。付録栞は飯島耕一。著者は1931年生まれ。著者は精神科医。太宰治を診たことでも知られる。
目次
- 偏執的な話
- 現象の意味
- 火事現場からは遠いところ
- 地誌的な抽象
- 楕円の軌跡
- 虚構の自然主義
- ひとりの詩人の死に
- Mental Clinic の余暇
- 避雷針と藁屋根の間
- 美術館
- その顔は
- 蝸牛の考え
- 珊瑚の枝は
- 回想
- 冬の地誌
- 脳切片幻想
- 奇妙な鳥
- 現象学
- 避雷針
- 精神のアトラス
- 死刑囚の哲学
- 路傍の劇