2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

揺れる船 川田絢音詩集

2022年7月、アーツアンドクラフツから刊行された川田絢音(1940~)の第15詩集。著者は中国チチハル生まれ。 目次 わたしたちは なだれ込み 襤褸 夏 野狐 代赭の山 震え 太い涙 草や波 引き潮 揺れる船 羊は白鳥と 断崖 鵜よ 庭 水を飲んで 朱い禿山 NDLで検…

高木護詩集

1974年1月、五月書房から刊行された高木護(1927~2019)の自選詩集。第25回H氏賞候補作品。 「猟」という表題の小詩集を出すつもりでいたら、五月書房主からここらで一線を引いてみたらどうかといわれた。多分足場をつくり、一からやりなおせということだろ…

のんきな店のちいさなもの 芝憲子詩集

2000年8月、OFFICE KONから刊行された芝憲子(1946~)の第7詩集。装画は比嘉かな子。著者は東京生まれ、刊行時の住所は那覇市。 目次 一分十秒の折りたたみ椅子 のんきな店のちいさなもの 最初の音 消された銃 長い塀 エキストラ 獅子座の講談 ディケンズの…

追放者 火野葦平

1951年2月、創元社から刊行された火野葦平(1907~1960)の短編小説集。装幀は中川一政。 目次 牢獄 追放者 花と罪 イルマ殺し 後書 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

梁楷 浜田知章詩集

2000年4月、風濤社から刊行された浜田知章(1920~)の第7詩集。装幀・装画は片山昭弘。付録栞は鈴木比佐雄「直情のリアリズム」。著者は石川県川北郡内灘村生まれ。 目次 1 「梁楷」 おもしろうて、やがて悲しき 恒河(ガンジス)の水の一滴 人間復活 煉獄…

思う壷 桐野かおる詩集

2002年9月、潮流出版社から刊行された桐野かおる(1953~)の第7詩集。カバー写真は武村有。 目次 雨の中の論議 思う壺 言葉では云い表わせないもの みえていない部分 読後感 変身譚 久子さん お盆 死んだ人の夢 夏の終り 猫談義 一触即発 捌け口としての怒…

日本海軍 高柳重信句集

1979年9月、立風書房から刊行された高柳重信の句集。装幀は前川直。 目次 松島(海防艦)松島を逃げる重たい鸚鵡かな 橋立(海防艦)橋立に見ざる聞かざる徒寝して 厳島(海防艦)親不知生えつつめぐる厳島 鎮遠(二等戦艦)名告り出でたる鎮遠の木を伏し拝む 富士(…

朔風の鐘 一色次郎

1970年5月、三一書房から刊行された一色次郎(1916~1988)の長編小説。装幀は飯塚八朗。 目次 第一章 十間輪 第二章 鎧河岸 第三章 北海の謎 第四章 五欲 第五章 咽ぶ、朔風 作品について NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩歌の待ち伏せ 北村薫

2020年7月、筑摩書房から刊行された北村薫(1949~)の詩論集。2006~2009年、文藝春秋から刊行された同名文庫3冊を合本し、加筆訂正を行ったもの。カバー装画は群馬直美、カバーデザインは宇都宮三鈴。 目次 はじめに 一、「集団」アンドラージ 二、「師よ …

浮草 沢ゆき詩集

1971年4月、光風社から刊行された沢ゆき(1893~1972)の第3詩集。題字は著者。刊行時の住所は竜ヶ崎市砂町。 もう、五十二、三年前にもなりますが、ぼくが詩を書きはじめ、川路柳虹主宰の「現代詩歌」の会員であったころ、沢さんはすでにそこの同人で、現代…

山海集 高柳重信句集

1976年9月、冥草舎から刊行された高柳重信(1923~1983)の句集。造本は山田良夫。 目次 飛騨 坂東 葦原ノ中國 倭國 日本軍歌集 不思議な川 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

繭は緑 稲葉真弓

1995年5月、中央公論社から刊行された稲葉真弓(1950~2014)の短編小説集。装幀、装画は東芳純。 目次 雉子狩り 草宮 黄昏 幽冥婚 虹 樹齢 繭は緑 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

臘梅の記 林ヒロシ

2007年4月、編集工房ノアから刊行された林ヒロシ(1943~2022)による大槻鉄男回想録。装画・装幀は阿部愼藏。 目次 素描 1 佐々木康之さんの壮行会 東京行き 1・2 学生大会 学園祭 豊橋 初めての大槻邸 1・2・3・4 2 勤めはじめ 京都の夜に こころ…

<火の使者>への手紙 和田博文詩集

1985年8月、白地社から刊行された和田博文(1954~)の詩集。装本は倉本修。新鋭詩叢書7。 目次 Ⅰ 物語の冒頭には…… Ⅱ 憑人妄想 冬物語 1 冬物語 2 冬物語 3 水も昏れた Ⅲ <火の使者>への手紙 Ⅳ 二月への道 聖二月 1 聖二月 2 聖二月 3 調書をとる 和田博…

春の埋葬 森内俊雄詩集

1980年8月、書肆山田から刊行された森内俊雄(1936~)の詩集。装画は赤坂三好。著者は小説家。 詩を書きはじめる、そもそものきっかけは何だったのだろう。私は、かつて、何故、詩を選んだのだろうか。身近かに詩人がいたわけではない。文学趣味の友人がい…

声の娼婦 稲葉真弓

1995年1月、講談社から刊行された稲葉真弓(1950~2014)の短編小説集。装画は麻田浩、装幀は菊地信義。第25回平林たい子文学賞受賞作品。 目次 声の娼婦 私の知っている彼について 浮き島 魔草 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

禁止空間 増田みず子

1988年10月、河出書房新社から刊行された増田みず子の長編小説。装幀は菊地信義。カバーイラストは太田美子。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

春日朝歌 阿部完市句集

1978年10月、永田書房から刊行された阿部完市(1928~)の第4句集。表紙は李友唯。著者は精神科医。刊行時の住所は浦和市。 目次 昭和四十九年 昭和五十年 昭和五十一年 昭和五十二年 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索