2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

来者のこえ 続・ハンセン病療養所からのメッセージ 島比呂志

1988年9月、社会評論社から刊行された島比呂志(1918~)のエッセイ集。装幀は貝原浩。 目次 ここは日本か 序にかえて 第一部 米者の紙碑 跣足の詩人――大江満雄「癩者の憲章」 来者の紙碑――越一人詩集『違い鷹羽』 未来を考える――『姶良野』通巻二百号に思う…

カクテル・パーティ 北川冬彦

1953年8月、宝文館から刊行された北川冬彦(1900~1990)の詩文集。装幀は増田俊之助。 目次 1 私のふるさと 私のふるさと わが靑春記 疾風怒濤の頃 「亞」「面」の頃 環境と信念 私の詩歷 横光利一氏の追想 「旅愁」と俳句精神 菊池寬氏と萬年筆 詩の悠久…

恋人形 梁雅子

1962年6月、講談社から刊行された梁雅子の長編小説。装幀は斎藤清。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

腰に帯して、男らしくせよ 須山静夫

1986年11月、東峰書房から刊行された須山静夫(1925~2011)の短編小説集。装幀は田村義也。 目次 Ⅰ 腰に帯して、男らしくせよ 清風萬古たり 野育ち 檻のなかの旅 しかして塵は―― Ⅱ 二つの人生 追悼 ボイジャー二号に乗って 士師エフタ 『神の残した黒い穴』…

一粒の麦 藤田峰石川柳句集

1999年2月、葉文館出版から刊行された藤田峰石(1926~)の川柳句集。1945年7月、国立栗生楽泉園入園。 目次 序 『一粒の麦』に寄せて 西来みわ 春の使者たち(昭和五十年~昭和五十八年) 十字架の光(昭和五十九年~平成二年) 高原の銀河(平成三年~平成…

流氷 阿部保詩集

1980年3月、彌生書房から刊行された阿部保(1910~2007)の第4詩集。 詩集「流水」は私の第三詩集「蝶」以後に書いた作品をあつめたものである。主に「詩学」、「北大季刊」、「札幌文学」、「北海道新聞」などに発表したものを収めた。 この詩集は私の北海…

ある日戦争がはじまった 吉田朗詩集

1983年1月、秋田文化出版社から刊行された吉田朗(1924~2006)の第3詩集。編集は詩と生活社。表紙絵ああんどうひろし。著者は秋田市新屋生まれ、秋田文化出版社社主。 目次 暗やみの時代があった 涙が湧き上ってくる 洋上の戦史 夕陽の河口で ある日戦争が…

風の自叙伝 野本三吉

1982年10月、新宿書房から刊行された野本三吉(1941~)によるノンフィクション。装幀は田村義也。 目次 クマさんの唄――工藤勇吉さん 上肩一代――佐藤勘治さん 巷の哲学者――宮園勇一さん 寿哀歌――大野健一さん 再会――高村武夫さん 還俗の生きざま――藤岡慶秋さ…

神の残した黒い穴 現代アメリカ南部の小説 須山静夫

1978年9月、花曜社から刊行された須山静夫(1925~2011)の評論集。 目次 序言 Ⅰ アメリカ南部小説の全体像 南部のルネッサンス――輩出する才能 現代の状況――フォークナー以後 1 新しい波 2 土地と文学 3 世界文学への登場 4 疾風怒濤の未来へ 展望と分析――F…

麻痺した顔 らいの検診カルテから 原田禹雄

1979年5月、ルガール社から刊行された原田禹雄(1925~)の記録集。著者はハンセン病療養所の国立療養所長島愛生園医長、邑久光明園長、等歴任。著者は、寺山修司、塚本邦雄、山中智恵子らと共に、前衛短歌誌「極」で活躍。 主として戦後になってから、らい…

時代報告 近野十志夫詩集

1977年5月、青磁社から刊行された近野十志夫(1946~)の第2詩集。装幀は西川一男、イラストは伊藤よしひろ。著者は東京生まれ、刊行時の住所は江戸川区。 早いもので第一詩集を出してから六年もたった。僕はあいかわらず戦争を知らないことに苛立ちを感じた…

異土 尾崎昭美詩集

1971年12月、風媒社から刊行された尾崎昭美(1933~)の第2詩集。著者は杉並区生まれ、刊行時の住所は豊橋市、職業は愛知大学助教授。 目次 ・野の羊 七草エレジー 地下街 現代文明尻取唄 冷凍車 示威 アナーキ節 肉 血 野の羊 昇天 道の星座の幽霊たち 釣堀…

生きものの刻 名草良作

1972年1月、私家版として刊行された名草良作の短編小説集。 目次 序にかえて おびえるか影に およばざるか愛は 黒い愛 生きものの時 生きものの刻 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

季節 尾崎昭美詩集

1971年4月、思潮社から刊行された尾崎昭美(1933~)の第1詩集。挿絵は尾崎サチ子。著者は杉並区生まれ、刊行時の住所は豊橋市、職業は愛知大学助教授。 この詩集は「日々に」と「季節」の二部よりなる。「日々に」は学生時代に書き散らしたものから、愛着を…

額縁のない絵 野間亜太子歌集

1974年11月、白日社から刊行された野間亜太子の歌集。詩歌叢書第60篇。 目次 西行 秋萩帖 わがビリチス 寂蓮 BLUE CHINA わがメディア IL BAROCCO ROMANO ZEITGENÖSSISCHE DEUTSCHE KUNST わがジル・ド・レー CHEFS-D' OEUVRE DU MUSÉE DE BORDEAUX わがビア…

北の儀式 小坂太郎詩集

1973年7月、秋田文化出版社から観光された小坂太郎(1928~2010)の第5詩集。秋田詩人選7。装幀は佐藤松山、扉は木村栄治。第7回小熊秀雄賞受賞作品。画像は1978年11月2版。著者は秋田県雄勝郡羽後町生まれ、刊行時の住所は同。 目次 1 廃棄 2 無告 3 木…

としつきの音 横山石鳥歌集

1975年11月、草津公論社から刊行された横山石鳥の歌集。 この歌集は、私が昭和二十二年(二十二オ)群馬県草津町にある国立療養所栗生楽泉園に入園したとき以来、昭和三十四年(三十四才)までの十三年間の作品から、五百二十二首を収録した。そのうち昭和三十三…

星の夜の廣場にて 橋本英吉

1947年10月、改造社から刊行された橋本英吉(1898~1978)の長編小説。装幀は清水多嘉示。 目次 星の夜の廣場にて 傍觀者 高壓線 妻 夕凪 遠方からの香り 三庄太夫 或る財寶 死の周邊 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

暗夜祭天 1984―1986 田島邦彦歌集

1987年、ながらみ書房から刊行された田島邦彦(1940~)の歌集。装幀はサンブンノイチ工房。 『暗夜祭天』は、ぼくの単独歌集としては『晩夏訛伝』(石神井書林・一九八四年一月)につづく二番目のもので、歌の数は、前集とかわらず二○○首とした。第一歌集では…

闇の割れ目で 浜江順子詩集

2012年9月、思潮社から刊行された浜江順子の第6詩集。カバー作品は井上雅之、撮影は林雅之。 目次 Ⅰ 獄中の虫 城には死体があるから ヘリオガバルスの汁 透谷谷(とうこくだに) 月透谷 Ⅱ 渦と禍のはざまで 闇の割れ目で 夜風妖(あやかし)譚 内包する石よ …

太陽と鎖 大屋典一

1964年5月、河出書房新社から刊行された大屋典一(1916~1988)の長編小説。装幀は三岸黄太。一色次郎のペンネームでも著述。 目次 第一章 監視塔 第二章 サンゴ礁エラブ 第三章 生存者 第四章 アマンダ 第五章 暗流 第六章 南溟の果てに NDLで検索Amazonで…

扉 窪川稲子

1941年3月、甲鳥書林から刊行された窪川稲子の短編小説集。 目次 矜持 荒つぽい波 夢の彼方 鳩 氣組 視力 扉 妻 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩学・解析ノート わがユリイカ 八重洋一郎

2012年4月、澪標から刊行された八重洋一郎(1942~)による詩論。装幀は倉本修。著者は石垣市生まれ、刊行時の住所は石垣市。 目次 序 解析ノート(0) 解析ノート(1) 解析ノート(2) 解析ノート(3) 解析ノート(4) 解析ノート(5) 解析ノート…

秋遊 尾崎与里子詩集

1993年10月、砂子屋書房から刊行された尾崎与里子の第4詩集。刊行時の著者の住所は滋賀県彦根市。 「風の家」へ引越して長い時間が過ぎました。幼かった子どもたちは成長してそれぞれの道を選び、彼らの傍らで暮らした日々は、すこしずつ思い出になっていこ…

津田治子の歌と生涯 川合千鶴子 成瀬晶子 福原滉子 枡本良

1979年4月、古川書房から刊行された津田治子研究書。共同著者は、川合千鶴子、成瀬晶子、福原滉子、枡本良。 目次 序歌 五味保義 序に代えて 內田守人 津田治子と言いそむ 鶴田ハルコ 回春病院――ミス・ライト 短歌との出逢い 肉親(一) 肉親(二) 肉親(三…

狙撃者の光栄 小林勝

1959年4月、パトリア書店から刊行された小林勝(1927~1971)の長編小説。装幀は永田力。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

翔ぶ影 森内俊雄

1972年10月、角川書店から刊行された森内俊雄(1936~)の短編小説集。装幀は栃折久美子。第1回泉鏡花文学賞受賞作品。同時受賞は半村良『産霊山秘録』(早川書房)。 目次 駅まで 春の往復 盲亀 暗い廊下 翔ぶ影 架空索道 NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

粟田茂詩集

1986年6月、近文社から刊行された粟田茂(1929~)の第3詩集。日本詩人叢書7。著者は奈良生まれ。 目次 氷雨ふる夜の町で 小鳥 花 湖 喫茶店 影の町 セキセイインコ ある日・影の中で まぶしく・八月 ゆがんだ街 階段幻想 バスを待ちながら ある夜の小さな時…

陸 吉川仁詩集

1951年9月、爐書房から刊行された吉川仁(1921~)の第1詩集。装幀は丸木位里。著者は奈良県阿騎野が原生まれ。 目次 泰山 渦 揚子江 長城 ネオン塔 油 魚 火 象山 僧 ダイナマイト 國 國 腹 渤海 月 玻璃廠 香港 原始 河岸 陸 北風 部落 苦力 鴨 國外 天津 …

王者の座 火野葦平

1958年6月、彌生書房から刊行された火野葦平(1907~1960)の短編小説集。装幀は小野忠重。 目次 王者の座 消防芸者 女の友情 妻のために剃る 人狐 猪と養子 南北戦争 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索