1980年、神無書房から刊行された水橋晋(1932~2006)の第1詩集。装幀・挿画は藤林省三。
海とのかかわりのなかで書いた作品をまとめました。これらの作品は、畏友江森國友氏の個人雑誌「南方」への同人としての誘いがなかったら、おそらく書かれなかったでありましょう。また「南方」同人の八重洋一郎氏のアドバイスがなかったら、海とのかかわりのなかで、という持続的な視点をもちえなかったでありましょう。(「あとがき」より)
目次
- 散歩
- 崖の朝
- 海水浴
- 夏に食あたり
- はじめに もどる
- 犬の海
- 冬至
- 短い時間
- 海までの距離
- 交差点
- ボート ドッグ
- 海で朝食
- 失踪
- 訣別
- 海刈り
- 夏に留守番
解説――江森國友
あとがき