1986年2月、思潮社から刊行された女性詩アンソロジー。編集は新川和江。ラ・メールブックス2
目次
片瀬博子
- 子守唄
- 抱擁
- 抱擁
- 抱擁
- マリヤ・マグダレーナに
征矢泰子
- 綱引き
- 人魚姫に
- なみだ
- 白いシクラメン
- 娘に
- しるし
- 六月のかたつむり
- 種子喪失
黒部節子 作品解説=小柳玲子
- 繭
- 階段は途中で
- 鳥
- そのほか
- 未完の家
- 本星崎 (V)
瀧口雅子
- 鋼鉄の足
- 屠殺場で
- おかしな話
- 男について
- 若もの
- 小さなこと
- 悲しみの数
千田陽子
- 詩の朗読会
- あざみ
- 明日の天気
- 少年エ
- 犬も人もあるいていない
こたきこなみ
- 山姥和讃
- 寒流
- 火の家
- 幽霊さん
- お名前は
山下千江
- 啓蟄(けいちつ)
- わかれ
- 綾とり
- お団子のうた
- 浮寝鳥
木村信子
- あっち
- 父娘
- 河原
- 柿の花が咲く頃
- 夜
- 日常
- 母親
- 片袖
三井ふたばこ
- ポエジィ
- 昼の歌(ある絶望に)
- 後半球
- みち(紘子に)
- 時
- 池
- 純白のシラブル
岡島弘子
- 水の色は何色
- 水の見た夢
- 水のある風景
- 道
- 風船
- 夢
- 水のゆくえ
小川アンナ
- 砂嵐がやってくるという静かな晩に
- にょしんらいはい
- わたしらの愛
- ひまわり頌歌
- 女の家
- 父と私
- 葡萄
森沢友日子
- 指のひと仕事
- 笑う指理
- 想の指
- 逃れられない指
- ふるえる指
- 潰す指
- 疼く指
- わからない指
- 首をささえる十指
- 木の指
- さむい指たち
- ボール状態
梶原しげよ
- 翅
- 仔やぎ
- 波
- おもいで
- 生きものがあゆむのは
- それを想うとき
- 祭りのあとに
水出みどり
- 髪についての短章(抄)
- 舟
小出ふみ子
- 花影抄
- 職業
- 廃墟の王者
- 帰去来
堀内幸枝
- 囲炉裏
- 春の雲
- 田園道
- 蕎麦の花
- 葡萄棚
- 曇り日
- 夕ぐれ
- 不意の緊
あとがき 新川和江