2016年3月、ふらんす堂から刊行された利岡正人(1976~)の詩集。装幀は和兎。
目次
Ⅰ
- 夢の見方
- 問い
- 低い空
- 夢の破局
- 心を砕く
- 夢に巣くう
- 朝帰り
- 薄明のさなか
- 道案内
- 目覚めの尺度
- 計測中
- 冴える朝
- 吹雪く日
- 鏡の中
- 眠りの底
- 白昼夢
- 廃道
Ⅱ
- 空虚な経験
- 残留物
- 羽撃き
- 漏刻
- 敷居
- 出発
- ほころび
- 見晴らしのよい建物
- 理路
- 侵襲
- 空席
- 落日の街角
- 夜に滲む
- 真夜中の標識
- 消息
- 帰路
Ⅲ
- 冷たい夜
- 明るい部屋
- 徘徊
- 独楽
- 夢の形跡
- 反故にされた眠り
- 夜の転覆
- 覚束ない時間
- 沈思
- 最後の塵
- 道の空
- 朝影
- 退去
- 落ち着きのない夢
- 崩落
- 消失点
- 再会