2004年1月、書肆山田から刊行された多田智満子の遺稿詩集。編集構成は高橋睦郎。装幀は亜令。付録栞は、池澤夏樹「古代的な機知について」、小池昌代「水平線を眺めながら」、高橋睦郎「編者から」。
目次
- 天領
- 半世紀が過ぎて
- 岩盤のエチュード
- 碁石ならべ
- 郵便物あるいは悪夢
- 締切り
- 残欠の翁
- 魚
- キリン
- 栽培
- 瀧
- 環状線二曲
- 文字摺り
- わらべうた
- 骨 そのほか
- 薄明の府
- 虎
- ヤマネコタクシー
- 輪廻
- 樂園
- 夏の手紙
- レモン
- われらの裡なるイナンナ
・付録目次
- 故多田智満子告別式司式次第 高橋睦郎
- 遺句集『風のかたみ』 多田智満子
- 多田智満子略年譜 加藤信行
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