2000年10月、セコイア社から刊行された冬木康の遺稿集。編纂は同刊行会。メンバーは右原尨、日高てる、吉川仁、松本建彦、長津功三郎。付録栞は、長谷川龍生「唖然と眺めていた」、大崎二郎「硬骨の抒情」。冬木は爐書房社主。
目次
第一部 詩
- 詩集 竹の中
- 序詩
- 雨
- 幻想
- 竹の中
- 魚族
- 奉天
- 颱風
- 井戸
拾遺詩集Ⅰ<『竹の中』まで>
- 鐘
- 鬼灯
- 黄昏
- 村
- 碑
- 夏草
- 秋夜
- 秋夜
- 亡夜
- かくばかり暗き厠かげ
- 悪
- 春のあしたにこたへむためのわが四行詩
拾遺詩集Ⅱ<『竹の中』前後>
- 異變
- 炎天
- 神戸
- 春雪
- 卵
- 沼
- 骨
- 窯
- 泡
- 蟹
- 河
- 石
- 魚
- 極北
- 影
- 植物譚*
- 植物譚**
- 植物譚***
第二部 エッセイ
- 北冥の魚*
- 北冥の魚**
- 北冥の魚***
第三部 文芸雑記
- Mへの手紙
- 詩壇アプレゲール
- 「詩文化」のことなど
- 井上究一郎著『ロンサールの抒情詩』について
- 『池田克己詩集』について
- 津村信夫著『さらば夏の光よ』
- 叙事詩のことなど
- 夢について<Ⅰ>
- 夢について<Ⅱ>
- 夢について<Ⅲ>
- 夢について<Ⅳ>
- 夢について<Ⅴ>
- 夢について<Ⅵ>
- 夢について<Ⅶ>
- 詩らしいということについて
- 自戒の弁
- 覚え書<日高てるについて>
- 亜細亜戯曲錄曲<吉川仁について>
第四部創作
- 小説 私
- 小説 灰焔
解說
レアリザシオンの春<八木康について> 右原尨
冬木康周辺
- 『竹の中』 寺田透
- 返事 馬渕美意子
- 冬木さんの人間像 永瀬清子
- 冬木康詩集について 港野喜代子
- 『竹の中」の虚構性 日高てる
- 行為の人 右原尨
- 詩集「竹の中」について 森本一三男
- 『竹の中」出版記念会おぼえがき 吉川仁
冬木康略伝・「爐」覚え書/あとがきにかえて
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