1970年12月、思潮社から刊行された小野十三郎(1903~1996)の第6詩集。装幀は石川勝。
目次
- 燃える籠
- トゥルキノのふもと
- 黒いオルフェ
- 昆明の夕だち
- 消えた村
- バベル
- ボリビアからの便り
- キリン草への唄
- スペインの舞扇
- 黄金虫
- 鶴見
- グゼンの里
- シルクロード
- ある旅信
- ケニヤよりも遠く
- グリンランドの海
- 平家村
- 汽車はかならず反対の方向からはいってくる
- 旅と滞在
- 政治のことば
- きみが死ぬとき
- なまはげ
- 大学の庭
- コンビナートで
- 飛鳥の野みち
- 始祖鳥の骨
- きりん草のテリトリイ
- 明日香の三叉路
- 長い長い冬休み
- 菊科の雑草
- 陽に映える野の草
- 日常の樹木
- 最初の場所
- カナカナ
- 天の香具山
- 残ルヤツ
- ESSOのガソリンスタンド
- 雀
- 客觀的情勢
- 状況α
- わが友
- 実地
- 夜景
- 物の手ごたえ
- 鑵切り
- 石
- 切り出しナイフ
- スコップ
- 金槌
- リックサック
- 樽
- 電気掃除機
- 鉄棒
- 小銃
- 戦車
- 砂利トラック
- 茶碗
- 鉄
- 眺め
- 信州
- 北大阪急行
- 呼鈴
- 最後の葉