2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

純粋短歌 佐藤佐太郎

1953年11月、宝文館から刊行された佐藤佐太郎(1909~1987)の歌論。装幀は増田俊之助。 目次 小序 Ⅰ 純粹短歌論 内容Ⅰ 内容Ⅱ 形式 聲調Ⅰ 聲調Ⅱ 言葉Ⅰ 言葉Ⅱ 態度 寫生Ⅰ 寫生Ⅱ 眞實 體驗 象徴 限定 跋 Ⅱ 純粹短歌入門 短歌の形式 抒情詩 詩の必要 詩的感動 …

一九八四年 ジョージ・オーウェル 瀧口直太郎 吉田健一 訳

1950年4月、文藝春秋新社から刊行されたジョージ・オーウェルの長編小説。瀧口直太郎と吉田健一の共訳。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

死霊 埴谷雄高

1956年9月、近代生活社から刊行された埴谷雄高(1909~1997)の長編小説。付録栞は、武田泰淳「埴谷雄高について」、井上光晴「詩 岸壁にて」、日野啓三「現代の黙示録」、本多秋五「異邦人の言葉」、編集部「読者の理解のために」。 NDLで検索Amazonで検索…

春情菩堤 原石寛

1987年7月、私家版として刊行された原石寛(1921~)の短編小説集。著者は東京都生まれ、刊行時の住所は小田原市。 目次 春情菩堤 松韻 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

老人と海 ヘミングウェイ 福田恆存訳

1953年3月、チャールズ・イー・タトル商会から刊行されたヘミングウェイの中編小説。翻訳は福田恆存。装幀は伊東憲治。 目次 プロローグ 第一日 第二日 第三日 エピローグ 「老人と海」の背景出版社のことば NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオ…

未生の花 内山義郎詩集

1964年6月、一路書苑から刊行された内山義郎(1910~)の詩集。著者は本郷生まれ、刊行時の職業は早稲田大学図書館司書。 目次 序·素描 吉田一穂 ・未生の花 世序 夜詩 世界の夜 cabaret 大都会 花 (一) 花 (二) 花 (三) 沙上の人 花 (四) 花 (五) 沙漠 暗い…

ドストエフスキーの青空 宮尾節子詩集

2005年10月、文游社から刊行された宮尾節子の第4詩集。著者は高知県生まれ。 目次 Ⅰ 桃 おにに 「本当の事なんて言える訳がない」北のファンタジエン 華(姉妹) しあわせの丘 巴旦杏 わたしは知らない 声 ロシアの薔薇 雛 心霊 橋 さぼてん Ⅱ 森の中に 庭 ふ…

セボネキコウ 海埜今日子詩集

2010年1月、砂子屋書房から刊行された海埜今日子の第4詩集。装画はクノップフ「見捨てられた町」。装本は倉本修。著者は東京生まれ。 日常と幻想、この二つの狭間をいつも気にかけてきた。それは日々と芸術ということかもしれない。私は後者を、芸術をずっと…

小島信一詩集

1976年10月、私家版として刊行された小島信一(1924~)の詩集。著者は市ヶ谷砂土原町生まれ。 私の家は、維新で没落、一家離散した旗本の娘という人によって再興されたらしいが、二代目にあたる父母がともに早世したので、重荷が三代目の肩にのしかかってく…

晩秋の客 難波田節子

2006年11月、鳥影社から刊行された難波田節子(1933~)の短編小説集。装画は難波田元。 目次 晩秋の客 星の声 来なかった訃報 冬の雌花 かげろうの墓 赤い糸 『晩秋の客』をめぐって 勝又浩 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

再会 難波田節子

1997年4月、木精書房から刊行された難波田節子(1933~)の短編小説集。装画は難波田龍起。装幀は片山智。著者は豊島区生まれ、刊行時の住所は八王子市。 目次 再会 居酒屋「やなぎ」 ”疎開世代”の女たち 高井有一あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

こおろぎ 難波田節子

1991年12月、木精書房から刊行された難波田節子(1933~)の短編小説集。装幀は難波田龍起。 目次 こおろぎ 胎動 ほおずき 鳥篭 やさしい街 翔べない燕 道 『こおろぎ』をめぐって 久保田正文あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

漱石山房の人々 林原耕三

1971年9月、講談社から刊行された林原耕三(1887~1975)の随筆集。 目次 Ⅰ 漱石山房回顧 忘れ果てぬまに 漱石とヴェロナール 英語の教師としての漱石先生 鳴呼帰去来辞 漱石先生の手紙 私はさめざめと泣いた 几帳面な先生 俳人としての漱石 先生と水仙 説教…

稚年記 赤尾兜子句集

1977年10月、湯川書房から刊行された赤尾兜子(1925~1981)の句集。 三十年あまり筐底にねむりつづけてた「雪影裡」「征前裸吟」の二册の句稿を合せて、ここにひとつの句集にした。これは、私の過ぎさった青春の句屑で、十六歳から二十歳まで、およそ四年間…

森川義信詩集 鮎川信夫編

1971年12月、母岩社から刊行された森川義信(1922~1942)の詩集。編集は鮎川信夫(1920~1986)。 目次 冬•断章 春 抒情小曲 別れ 星 あの人 青き蜜柑 海 季節 あるひとに 冬 雨 習作 雨の日 季節抄 季節抄 春 歌のない歌 雨の出発 衢路 冬の夜の歌 衢 衢に…

朝鮮と日本に生きる 済州島から猪飼野へ 金時鐘

2015年2月、岩波書店から刊行された金時鐘(1929~)の自伝。岩波新書1532。 目次 はじめに 第1章 悪童たちの中で 第2章 植民地の「皇国少年」 第3章 「解放」の日々 第4章 信託統治をめぐって 第5章 ゼネストと白色テロ 第6章 四・三事件 第7章 猪飼野へ 第…

作家追想  一編集者の見た34人  松山悦三

1965年11月、社会思想社から刊行された松山悦三(1893~)の随筆集。現代教養文庫539。著者は宮崎県生まれ、刊行時の住所は東村山市。雑誌「人間」元編集長。 目次 夏目漱石 森鷗外 坪內逍遙 幸田露伴 島崎藤村 徳富蘆花 田山花袋 徳田秋声 永井荷風 久保田…

ペルーの鳥 死出の旅へ ロマン・ギャリ 須藤哲生訳

2017年2月、水声社から刊行されたロマン・ガリー(1914~1980)の短編小説集。翻訳は須藤哲生。装幀は宗利淳一。 目次 贋作 自然の歓び 高貴さと偉大さと 鳩市民 歴史の一ページ 壁――単なるクリスマス向けコント キリマンジャロではすべて快調 英雄的行為に…

これからの一生 エミール・アジャール 荒木亨訳

1977年10月、早川書房から刊行されたエミール・アジャール=ロマン・ガリー(1914~1980)の長編小説。翻訳は荒木亨。ゴンクール賞受賞作品。ハヤカワ・リテラチャー 7。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

Lilith 川野芽生歌集

2020年9月、書肆侃侃房から刊行された川野芽生(1991~)の第1歌集。第29回歌壇賞受賞作品。付録栞は、水原紫苑「制度を以て制度に抗う窮極の孤絶」、石川美南「これは美しさについての本で、闘いの本」、佐藤弓生「生き延びるための歌」。著者は神奈川県生…

雨の道化たち 葉山蔭男

1982年1月、湯川書房から刊行された葉山蔭男(1947~)の短編小説集。著者は大阪生まれ、刊行時の職業は大阪府庁勤務、住所は堺市。 目次 序文 雨の道化たち 都会 鏡の水底 闇の中の影 一つの期待または死の舞踏のアレゴリー あとがき NDLで検索Amazonで検索…

怪道をゆく 向井豊昭

2008年5月、早稲田文学会から刊行された向井豊昭(1933~2008)の短編小説集。装幀は下田桃子、奥定泰之。 目次 怪道をゆく 劇團櫻天幕 熊平軍太郎の舟 パッパッパッパッパッパッ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

大いなる日に 燃え上がる緑の木 第三部 大江健三郎

1995年3月、新潮社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。 目次 第一章 『アウグスチヌス「告白」講義』 第二章 神は不幸の苦しみを慰めない 第三章 絞首台の諧謔(ギャロウズ・ヒューマー) 第四章 担い・背負い・救い出す 第五章…

揺れ動く<ヴァシレーション> 燃え上がる緑の木 第二部 大江健三郎

1994年8月、新潮社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。 目次 第一章 イェーツに導かれて 第二章 「中心の空洞」 第三章 正直いって神はあるんですか? 第四章 気象のフィードバック 第五章 「死に至る手続きの数学的記述」 第六…

「救い主」が殴られるまで 燃え上がる緑の木 第一部 大江健三郎

1993年11月、新潮社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。 目次 第一章 蘇りとしての呼び名 第二章 「童子の螢」 第三章 最初の説教 第四章 「転換」 第五章 森のちからは恢復しているか? 第六章 kajiという記号 第七章 「燃え上…

戦争の文学 伊藤整

1944年8月、全國書房から刊行された伊藤整(1905~1969)の評論集。装幀は荒井龍男。 目次 第一部 戰爭の文學 第二部 日露陸戰記考 一 序論 二 「兵車行」 大月隆仗著 三 「血烟」 安川隆治著 四 「劍と筆」 大竹末吉著 五 「鐵血」 猪熊敬一郎著 六 「鐵蹄…

動きはじめた小さな窓から 金井雄二詩集

1993年6月、ふらんす堂から刊行された金井雄二(1959~)の第1詩集。装幀は渡部俊慧。付録栞は清水昶「幸福への質問――金井雄二について」。刊行時の著者の住所は相模原市。 作家の故阿部昭氏が「書くということ」という掌篇の中で、つぎのように述べている。…

梨の花咲く街で 森内俊雄

2011年11月、新潮社から刊行された森内俊雄(1936~)の短編小説集。装画は水上多摩江。 目次 モーツァルト クレアタ・エト・クレアンス ジュニエ爺さんの馬車 ど・ど・ど・ど・ど 火星巡曆 橋上の駅 梨の花咲く町で NDLで検索Amazonで検索日本の本屋で検索…

かけがえのない魂の声を 原田勇男詩集

2013年10月、思潮社から刊行された原田勇男(1937~)の第9詩集。著者は東京生まれ、岩手県松尾村育ち。刊行時の住所は仙台市泉区。 前詩集『炎の樹連禱』(思潮社、二〇〇六年)を出した後、しばらくどんな詩を書いたらいいのかと自問した。長年の連作をまと…

眠れ愛 石黒健治

1980年6月、水平社から刊行された石黒健治(1935~)の短編小説集。著者は福井県生まれの写真家。 目次 眠れ愛 眠れ雪 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索