1971年9月、講談社から刊行された林原耕三(1887~1975)の随筆集。
目次
Ⅰ
- 漱石山房回顧
- 忘れ果てぬまに
- 漱石とヴェロナール
- 英語の教師としての漱石先生
- 鳴呼帰去来辞
- 漱石先生の手紙
- 私はさめざめと泣いた
- 几帳面な先生
- 俳人としての漱石
- 先生と水仙
- 説教者(ブリーチャ)としての夏目漱石
- 鏡子夫人
Ⅱ
Ⅲ
- 若き芥川龍之介・久米正雄
- 佐藤春夫の人間性
- 私の歩んだ道
- 豊島与志雄の切れ長の眼の羞かみ
- 観月橋
- 市河三喜先生の思ひ出
- 素木しづ子
- おたまさんの手紙
- 初刊漱石全集の校正に就いて
- 文献学流行り
- 「漱石とその時代」 読後
- 南京豆
あとがき