2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

わんがうまりあ沖縄 富村順一

1972年5月、柘植書房から刊行された富村順一の獄中手記。 目次 ・70年 看守代筆の手紙 (7・28) 国政参加のワナ (10・26) 米軍沖縄上陸 (11・26) 刑務所での反乱 (11・30) 沖縄脱出 (12・1) パチンコ屋の女の子(12・14) アプジ金さん (12・15) ・71年 本土流…

狂躁曲 梁石日

1981年11月、筑摩書房から刊行された梁石日(1936~)の連作短編小説集。装幀は朴民宜。 目次 迷走 新宿にて 共同生活 祭祀(チェサ) 運河 クレイジーホースⅠ クレイジーホースⅡ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

鬼の木 増田みず子

1989年8月、新潮社から刊行された増田みず子(1948~)の長編小説。装画は小谷育弘。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね 岡崎京子

2004年3月、平凡社から刊行された岡崎京子(1963~)の短編小説集。 目次 ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね 終わらない 一分間(あやちゃんに) ある夜の 蛇 がちゃがちゃ狂い 靴を盗む 「……とまあ、そんなとこ。 (You Know)」 「あたしって……」 青空 「…

人民戦争論 ボー・グエン・ザップ 奥源造 野波勝三郎

1971年6月、新人物往来社から刊行されたボー・グエン・ザップ(1911~2013)の軍事論文集。編集は奥源造、翻訳は野波勝三郎。 目次 はしがき ・軍事路線の基本的論点 わが党の軍事路線における基本的論点の発展――一九六四年、ベトナム人民軍創立三十周年記念…

32万5千フラン ロジェ・ヴァイアン 河合亨訳

1957年12月、大日本雄弁会講談社から刊行されたロジェ・ヴァイヤン(1907~1965)の長編小説。翻訳は河井亨。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

臨界/アジア・バザール 谷岡亜紀歌集

2003年12月、雁書館から刊行された谷岡亜紀(1959~)の歌集。2in1シリーズ8。装幀は小紋潤。「臨界」は第38回現代歌人協会賞受賞作品。 目次 ・臨界 前夜 NEWS 大河のほとり 楽宮ホテル カルカッタ 洪水の前 大河のほとり 81 翼持つ種族 湾岸(ベイサイド)…

風屋 春名純子詩集

2002年5月、編集工房ノアから刊行された春名純子の第1詩集。刊行時の著者の住所は西宮市甲陽園。カバー絵は著者。 短いような長いような、としつき、ささやかに言葉を紡いで生きて来ました。 ある日、それら積み重なるものたちが旅立ちの意志を持ちはじめ、…

遠離 徐新民詩集

1985年12月、麻衣文庫から刊行された徐新民の第4詩集。題字は姜舜。 一、詩集「遠離」は私にとって四冊目の詩集です。 出来ますことなら、ハイ・ティーンの頃から書いて来ましたものを一冊にまとめたかった。いろいろな事情でそれもかなわず、こんな形で上梓…

武蔵野 鍵和田秞子句集

2000年7月、角川書店から刊行された鍵和田秞子(1932~2020)の第4句集。装幀は伊藤鑛治。著者は神奈川県生まれ、刊行時の住所は東京都府中市栄町。 句集『未来図』『浮標』『飛鳥』に続く第四句集を『武蔵野』と名付けた。現在、私が住んでいる土地である。…

飛鳥 鍵和田秞子句集

1986年9月、角川書店から刊行された鍵和田秞子(1932~2020)の第3句集。装幀は伊藤鑛治。現代俳句叢書Ⅱ期8。著者は神奈川県生まれ、刊行時の住所は東京都府中市栄町。 句集『未来図』『浮標』に続く第三句集を『飛鳥』と名付けた。昭和五十七年一月から六十…

無頼の悲哀 歌人大野誠夫の生涯 坂出裕子

2007年7月、不識書院から刊行された坂出裕子(1936~)による大野誠夫(1914~1984)の評伝。 目次 生い立ち 雪の歌 絵 樹木のうた 犬の歌――孤独の呟き ふるさと――萩原朔太郎 娘のうた――家庭 子の歌――自己愛 母 父 里子論――漱石と龍之介 太宰治僮憬──桜桃 疎…

エンドルフィン  Endorphin 小島数子詩集

2013年1月、ふらんす堂から刊行された小島数子の刺繍。装幀は和兎。 目次 一 かすかに噛み合うような気配 二 何度でもなくなれない場所 三 空の中の地 四 穏やかに足掻き 五 月の呼吸 六 小さな夕焼け 七 空 彼女 エンドルフィン NDLで検索Amazonで検索日本…

蟻の街の子供たち 北原怜子

1953年3月、三笠書房から刊行された北原怜子(1929~1958)のエッセイ集。 目次 序 田中耕太郎 第一章 白いお髯のお爺さん 眠られぬ夜に クリスマスの歌 お化けの話 第二章 家なき人々 蝶々さん 御復活祭お目出とう 針のめど 五月の太陽 第三章 源ちやん 聖…

電灯が三回点滅した… 通化事件と藤田大佐 松原一枝

1982年3月、エイジ出版から刊行された松原一枝(1916~2011)の長編小説。カバーデザインは高橋武朗。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

万葉夫人 松原一枝

1974年2月、サンケイ新聞社出版局から刊行された松原一枝(1916~2011)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

十二の椅子 ソヴェト風刺小説 イリフ ペトロフ 廣尾猛訳

1936年5月、ナウカ社から刊行されたエフゲニ・ペトロフとイリヤ・イリフの長編小説。挿画はククルイニクスイ。翻訳は廣尾猛。1934年版の普及版。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

歩行者の論理 長谷川鑛平

1948年2月、眞善美社から刊行された長谷川鑛平(1908~1995)の評論集。著者は岐阜県生まれ、刊行時の職業は中央公論社編集者。 目次 I 二葉亭四迷 森鴎外 國木田獨歩 獨歩病牀録より 谷崎潤一郎 II 井伏鱒二 曉と一雄と鱒二 石川淳 III ヒューマニズムにつ…

小熊秀雄詩集 小熊秀雄 中野重治編

1953年3月、筑摩書房から刊行された小熊秀雄(1901~1940)の詩集成。編集は中野重治。デッサンは著者。 目次 ・初期詩篇 ・長長秋夜 ・小熊秀雄詩集 序 I II III IX ・飛ぶ橇 風物詩篇 東京風物伝 旭川風物詩 東京短信 ・恋愛詩篇 ・文壇諷刺詩 ・流民詩集 …

敗北の抒情 菱川善夫

1958年2月、作品社から刊行された菱川善夫(1929~2007)の前衛短歌評論集。 目次 I 抒情詩の主体 敗北の抒情―その追悼序説― 抒情の再建―小野十三郎批判― 母系家族の作家達―反写実短歌の行方― II 民衆短歌とプロレタリア短歌 短歌に於ける集団と個性―民衆詩…

詩とマルキシズム ジョージ・トムソン 小笠原豊樹訳

1955年11月、和光社から刊行されたジョージ・トムソン(1903~1987)の評論。翻訳は小笠原豊樹。現代選書。 目次 はしがき ベンジャミン・ファリントン 1 ことばの魔術 2 リズムと労働 3 即興とインスピレーション 4 敍事詩 5 演劇の発展 6 悲劇 7 これから…

鬼の手 福岡徹

1968年1月、南北社から刊行された福岡徹(1924~)の短編小説集。第2創作集。 目次 出発 あるく 鬼の手 淑子の手記 新・糞尿譚 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

あけがたにくる人よ 永瀬清子詩集

1987年6月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の詩集。装画は西本多喜江。 目次 第一章 あけがたにくる人よ あけがたにくる人よ 古い狐のうた 小さい水車のように その家を好きだった 老いたるわが鬼女 黙っている人よ 藍色の靄よ 若さ かなしさ …

遅れてきた青年 大江健三郎

1962年1月、新潮社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

色取り 文屋順詩集

2003年5月、青樹社から刊行された文屋順(1953~)の第6詩集。装画・装幀は丸地守。著者は宮城県生まれ。刊行時の住所は仙台市宮城野区。 詩集『色取り』は六冊目の詩集で、詩誌「舟」九十七号から百十一号に連載したものを一冊にまとめたものである。タイト…

ルウ、ルウ Lou Lou 杉本徹詩集

2014年3月、思潮社から刊行された杉本徹(1962~)の第3詩集。装画は有坂ゆかり。著者は名古屋市生まれ。 目次 i 鐘 青を希う シベリアン・スカイ 橇と籠 アコーディオン・ソング 神楽坂の記憶を 舟の言葉 ii 十夜の、晴れ間 ルウ、ルウ 図書館で借り出した…

野鳥 石川皓勇

1961年1月、思潮社から刊行された石川皓勇(1932~)の詩文集。新鋭詩人叢書第16。著者は東京生まれ。 目次 ・序曲 こだま 失われた季節のために ・野鳥 ・散文 サーカス 葉蔭透夕月光 秘密 海鳥の抱擁 脱走 目ざめ 試練 ・詩 光 月のひかり 記録のない歴史 …

ガリレオが笑った 吉田義昭詩集

2003年4月、書肆山田から刊行された吉田義昭の詩集。第14回日本詩人クラブ新人賞受賞作品。 目次 1 臨床心理士の憂鬱 臨床心理士の憂鬱 病気の時代 半身ずつの眠り 「病名」もなく 黄昏カタルシス 2 水と大気の粒子論 郷愁の酸素 水の顔 水を愛した男 表面…

木魂集 短歌返照 松林尚志詩集

1983年9月、書肆季節社から刊行された松林尚志(1930~2022)の詩集。装幀は政田岑生。 目次 睦月 北時雨 如月 あゆひ抄 彌生 花䄄 卯月 西牕 五月 総角 水無月 燭穂 文月 ほもるうでんす 葉月 魂祭 長月 臨摹 神無月 中性の秋 霜月 枯尾花 師走 歳蘭 NDLで…

季碑 海埜今日子詩集

2001年7月、思潮社から刊行された海埜今日子の詩集。付録栞は野村喜和夫「めまいのようで、海埜今日子の詩を読むということは、」。 昨日は仕事納めでした。午後早めに、御苑から新宿駅に向かって歩いていました。私は小さい頃、小田急線沿線に住んでいまし…