1987年6月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の詩集。装画は西本多喜江。
目次
第一章 あけがたにくる人よ
- あけがたにくる人よ
- 古い狐のうた
- 小さい水車のように
- その家を好きだった
- 老いたるわが鬼女
- 黙っている人よ 藍色の靄よ
- 若さ かなしさ
- 紫パンジー
- お茶の水
- 昔話
- 私と時計
- ピーター
- 昔の家
- 老いるとはロマンチックなことなのか
- 苔について
- 縄文のもみじ
第二章 女の戦い
- 唇の釘
- 八月の願い
- 夜ふけて風呂に
- 雨雲ふかく
- 古事記
- 私が豆の煮方を
- 毛の房のなか
- 私がいなければ何もない
- 指
- 女の戦い
- あとがき