1974年2月、土曜美術社から刊行された濱口國雄(1920~1976)の詩集。装幀は粟津潔。
目次
Ⅰ 捕虜
Ⅱ 最後の箱
- 作業前
- 荷扱手のうた
- 貨車押
- にくい
- 便所掃除
- 金ボタンをむしる
- 貨物現場
- 最後の箱
- 説明会
- 区長の眼玉
- 闘争
- 冬――ふぶきの中で
- 大会の中から鳩は飛び立つ――国労第十四回全国大会
- 松川の信さんがしゃべっている
- ぎゅを ぎゅを
Ⅲ 胃袋の中で
- 平和署名
- 白と黒――サンフランシスコ単独講和に反対する
- 集会
- 五月の血
- 私をつれて歩いて下さい
- 長崎へ
- 和子――休戦万歳
- 雪と霞と風の中を――井上章に
- ポスターをはる。
- 胃袋の中で――朝鮮民主主義人民共和国への帰国万歳
- 僕たちは叫ぶ――浅沼委員長暗殺に抗議する
- 九頭竜よ
- 手
- アメリカ現代美術展
- 沼
- 蚊
- 統一戦線論
Ⅳ 犬を殺す
- 蝮
- 犬
- 四足問答
- 犬を殺す
- 養魚場
- さなだ虫
- 鰻
- 旅立ち
- 旗
- むくげの花
- 金もくせい
- 桜ちる
- 蓮
- さざんか
- 鬼の面
- 鼻
- 雑巾を縫う
- 浴場で
- 桜の花の下
- 鳥は空を求めている
- 山
- 鳩
- 冬
- 霧の中
- 自画像
- 盗人の詩
濱口國雄年譜
作品発表年月・掲載紙誌一覧
解説――濱口國雄の人と作品 中村慎吉
解説――労働者詩人濱口國雄の反戦詩について 武井昭夫
著者あとがき