1940年3月、新潮社から刊行された武田麟太郎(1904~1946)の長編小説。装幀は岩田専太郎。
目次
- その朝
- 老けた身體と心
- 餘裕の惡
- わざはひの日
- 困惑した姉
- 歪む性格
- 大晦日の前
- 骨髓炎と手紙
- 手術の結果
- 女の影
- 怖しい紙幣束
- 墮ちる
- 學校への道
- すみ子
- すみ子(つづき)
- 花曇り
- その女
- その女(つづき)
- 雨の夜
- 歸らない夫
- 田無の町
- 夫婦
- 三面記事
- 店を開く日
- 遺書と惡徳新聞
- 姉とその夫
- 再發の怖れ
- 少年の心
- 路上
- 産期近づく
- 失戀した男
- 美少女のこと
- 去つた跡
- 防空演習の夜
- 夜から朝