1918年9月、感情詩社から刊行された室生犀星の第2詩集。装幀は恩地孝四郎。画像は日本近代文学館の復刻版(1980年)。
目次
一部(故鄕にて)
- 小景異情その一
- 小景異情その二
- 小景異情その三
- 小景異情その四
- 小景異情その五
- 小景異情その六
- 旅途
- 京都にて
- 流離
- 木の芽
- 祗園
- 夏の朝
- 寺の庭
- 旅上
- 三月
- 足羽川
- ふるさと
- 犀川
- みやこへ
- 寂しき春
- 利根の砂山
- 氷の扉
- 櫻と雲雀
- 土筆
- 前橋公園
- かもめ
- 海濱獨唱
- 蛇
- 新曲
- 砂山の雨
- 魚とその哀歡
- 赤櫨
二部(故鄕にて)
- 時無草
- 永日
- 秋の日
- 小曲
- 小曲
- 月草
- しら雲
- 十一月の初旬
- おなじく
- くらげ
- 霜
- 樹をのぼる蛇
- あらし來る前
- 磧
- 松林のなかに座す
- 砂丘の上
- 靜かなる空
- 水すまし
- 秋思
- しぐれ
- 哀章
- わかれ
- 雪くる前
- 朱き葉
- 山にゆきて
- すて石に書きたる詩
- 秋の終り
- 煙れる冬木
- 大乘寺山にて
三部(東京にて)
- 都に歸り來て
- はつなつ
- 蝉頃
- 並木町
- 銀製の乞食
- 天の虫
- 上野ステエション
- 苗
- 植物園にて
- 郊外にて
- 室生犀星氏
- ある日
- 坂
- 坂
- 斷章
- 道
- 酒場
- 街にて
- 夏の國
- 二つの瞳孔
- あさぞら
- 郊外にて
- 寂しき椅子
- 十月のノオト
- 合掌その一
- 合掌その二
- 合掌その三
- 合掌その四
- 合掌その五
- 合掌その六