目次(要確認)
- 遠き山見ゆ(序にかへて)
- たきまはる
- ねむの花さく
- 時世をふれば
- かへる日もなき
- しろくすずしく
- 命つたなき
- 青くつめたき
- けふはわが背の
- 夏の日の
- 明日は死ぬ人のやうにも
- 城はやぶれし
- けふも旅ゆく
- またある時はわが宿を
- またある時は野にいでて
- ひとつうれひに
- くさの庵の
- 水仙の香や
- 葉ずゑをわたる
- かよわい花
- 人の世よりも
- あるは丘べを
- 軒端の雨も
- 庵のあるじが
- 桃の花さく艸の戸に
- 桃の花さく裏庭に
- ちちと啼きしは
- 水のほとりに
- すずしきうなじ
- 山なみとほく
- おもきうれひを
- 桃の畑の
- 風にさゆらぐ
- みちゆく人は
- 沖の小島の
- いそぎの用の
- うれひをしらぬ
- さぼてんの花
- まろうどの
- みちのべに
- 本屋の息子
- のろの仔鹿の
- 艶にすぎたる
- いまこの庭に
- たんぽぽ
- いにしへの
- いのちひさしき
- 阿夫利の山に
- 牛のまなこも
- そのパレツトを
- 泰山木の
- 朴の花
- 空はひととき
- 艸の庵に
- 訪ふ人なしに
- 野のわる狐
- またある時は人の子の
- ひななる花の
- 霜むらさきに
- 旅路はるけき
- 人をおもへば
- わが名をよびて
- 黄金のいろに
- 君ここを
- ひさかたの
- 明日をまつ
- はるかなる
- うかりける
- もろともに
- あはれしる
- なほよべの
- もものはな
- こころざし
- ほととぎす
- 旅人の
- はつ夏の
- さやさやと
- うき人は
- 艸のまに
- 日まはり
- 夕立のとほりすぎた
- うせてのち
- 宋の世よ
- 秋風に
- あはれこは
- 朝ごとに
- 茶の花の
- 宵月夜
- 身は老いて
- 鴎なく
- 願はくば
- うつつを夢と