1955年4月、大日本雄弁会講談社から刊行された獅子文六(1893~1969)の随筆集。装幀は花森安治(1911~1978)。
目次
- 古巣の春
- 初日の出
- 鼈甲石鹼
- ヘレさん
- 笛
- 「源八」
- 洋食と母
- 樺山老人
- 自画像展覧会
- 趣味に非ず
- 一番食べたいもの
- 泥酔懺悔
- 最初の那須
- 文士とゴルフ
- 石坂洋次郎
- 若い女学生に
- 日本人の笑い
- ネクタイと女房
- も少し国を愛したら
- 建設期における諧謔文学
- 私は漫画が好き
- 新聞小説私観
- 「青春怪談」の執筆に当つて
- 怪談余語
- 「野の声」欄に
- 文芸・風教・ウソ
- 小説新潮百号感
- 円本迷惑
- 皇太子さんを送る
- 空旅の情
- パリの日本料理
- パリにて
- パリのいやらしさ
- ポール軒
- わが赤毛布
- 戴冠式の前景気
- 戴冠式を見て
- 戴冠式に参列の記
- 女王と皇太子