1978年10月、沖積舎から刊行された経田佑介の第4詩集。装幀は谷川晃一、扉画は日和崎尊夫「鳥」。刊行時の著者の住所は、新潟県三条市。
目次
- 透明な十月の午後ヘ
- 泡だつ日々泡だつ海
- 階段からの眺め
- 直立する眠り
- 死の解釈を拒否する
- 窪地で男は
- あるいは、イヴェント・ホライズンヘ
- 入江にて
- 夢の後で
- 角度零度、眼球弾を発射せよ
- いま裸の頭脳は
- ウィトゲンシュタイン読むより夏はヨシコの熱い闇へふかく
- 激しく冬の空にもうひとつの歌が
- 四枚の眼蓋は風を孕み
- 激しく手紙を出しに
- 津軽は雨、はげしい魂でジャンプ
- 汐見台吹くオーロラの風
- 声に煙の立っ路上、ふたたび
- ヘッド・ハンター/ソウル・ハンター
解説―詩に輝きを与えるもの 西一知
あとがき