1944年3月、明治美術研究所から刊行された神保光太郎(1905~1990)の詩集。表紙・口絵は古賀春江。
目次
序詩
- 日本の春
波路
- きさらぎの雪
- 波路
- 朝あけの夢
- 雨
- 猫
- アジアの意思をはこぶもの
- 昭南港想ふ
夏草の夢
- 風貌
- 田舍の花
- コローの繪
- かへらぬ春
- 秋風の群
- 懷かしの濱
あかつきを呼ぶ
- われは知らず
- ちかひの朝
- マライの春
- 汝が名をば
- イギリスの男
- 或る日
- 驟雨のこころ
傳説
- 傳説
- 嫩草少女
- 沈丁花
- 童畫
- まひひめ
- 旅路の終り
日本の空
- あたたかき林
- 睡蓮
- 風に寄す
- わが月光曲
- 或る日曜日
- 青色の皿
- さくらの幻想
- 山頂の回想
かのひとへ
- 白秋ねむる
- かがよへる
- ほととぎす
- 思念の炎
旅情
- 月
- 南果の城
- 木靴召しませ
- 家鴨
- 支那人街にて
- マライの夜
- 雲
- 旅情
- マラツカの秋
回想と出發(詩論)
あとがき