1997年9月、巴書林から刊行された高野静行(1964~)の第1詩集。装幀は入瀬拓。著者は東京生まれ。鈴木研也
目次
- 未ダ生マレテイマセン、ソレハ
- 開始
- なにかが流れ始めるとか、あるいは
- 巡礼
- 巡るもの、巡ってくるものについて
- 否定の塔
- 聳え立っているものの内部に
- 合唱
- (指揮者、の、不在)
- 教会
- なにかに向けて祈るのであれば
- (舞踏、の、不履行)
- ここでは、悲しいときにしか
- 旋律
- なにか流れてくるものがあったら
- 画布
- 地図を破いたものは、世界に
- 河川
- 川岸にいます、川のほとりに
- (時計、の、喪失)
- 我々は、回っているものに
- 史書
- (記録、の、欠落)
- 死文
- 死後デスカ、ココハ