1941年8月、東陽閣から刊行された野口茂夫(1907~1993)の詩集。
目次
(附)序 草場弘
・春いまだ 二十三篇
- 肝油の球
- 天使たち
- 私が氣を附けをかけると
- 萬歳は昇天する
- 霧
- 遠足
- オルガンについて
- 日だまり
- 馬揃へ
- 顏
- 春日
- 歴史
- 敗北1
- 煙草の始末
- 敗北2
- T市長の述懷
- 窄き門
- かなしみ
- 暗い四月
- 職員室
- 泥
- 雨上り
- 行進
・遙かなる空 三十一篇
- 初冬
- 雨
- 枯野
- 遠望
- 美
- 遠い景色
- 風といふ字
- 白つぽい日の歌
- 抱きしめる
- 淺春
- 愉快な一日
- 蝉
- 川添ひの黄昏
- 寂莫
- 僕は駈足なんだ
- 竹林をめぐりて
- 病む
- 淺春賦
- 朝
- 五月
- 茫埃感傷
- 幸福
- ランプの唄
- 曇り日
- 胡瓜畑
- 新風天壇
- 朝の雨
- 寒夜の賦
- うからのものよ
- 土白く光りて
- 新しき朝
・主張の歴史 十六篇
- 君ヶ代
- 赤い入日
- 四月三日
- 葉櫻
- 冬
- 奧樣の饒舌
- 酸素發生の實驗
- 冬ざれ
- 教師の天1
- 一本の薩摩芋
- 教師の天2
- 存在
- 日曜日
- 木枯の聲
- 鞄の外
- 寂莫
跋
城戸薫
桑原七郎
植草平八郎
高野柔藏
土屋二三男